高齢者のニュースは悲しく暗い話ばかりで、親御さんの残りの人生もくらいものだと思っていませんか。そんなイメージも全てが吹っ飛ぶ老人ホームがあります。お金があればですが。今回は健康型有料老人ホームをご紹介します。
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健康型有料老人ホームとは
「介護付き」「住宅型」「健康型」と3種類の有料老人ホームがあります。そのうちの一つである、健康型有料老人ホームとは、食事の提供や掃除、洗濯、買い物代行などホテルのようなサービス。さらに、日常生活を楽しむための設備やイベント、レクリエーションなどが充実しています。料金は高めで、その分居室も広く、設備も充実している傾向にあります。
公益社団法人全国有料老人ホーム協会「平成25年度有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究事業報告書」によると、約8,400件ある有料老人ホームの中で、たったの16件しかありません。割合としては0.2%。貴重です。
健康型有料老人ホームを利用できる人
ほとんどの健康型有料老人ホームで60歳以上かつ、要介護認定を受けていない方だけが利用できます。要介護認定を受けてしまうと(要支援1の軽度でも)、基本的に退所しなければなりません。資産や収入、健康状態などの資料をもとに、面談が行われ、総合的に入居判断がなされます。
健康型有料老人ホームで働く職員
介護保険サービスではありません。そのため、法律による人員基準がなく、運営側のサービス方針によって働く職員が大きく異なります。
健康型有料老人ホームの具体的サービス
イメージとしては、旅館やホテルなどのサービスに似ています。
設備サービス
カラオケ、麻雀、ビリヤード、バー、図書室、スポーツジム、シアタールーム、プール、露天風呂や温泉などなど、楽しむための設備がかなり充実しています。記載した設備、全てが用意されているわけではありませんが、それぞれの健康型有料老人ホームがウリとする設備が何かしら用意されています。
居室
基本的に全て、かなり広めの個室です。それぞれの個室にトイレ、洗面所が用意されています。中には、浴室や洗濯機、キッチンやベランダまで用意されているところもあります。
人材サービス
食事の準備、清掃、洗濯、買い物代行などの日常生活必要なサービスは、まるでホテルのように全て職員がやってくれます。また、レクリエーションやイベント、サークルなどの企画も充実しています。年に1〜2回、定期健康診断まで行われます。
健康型有料老人ホームの料金
入居時一時金(初期費用) | 月額費用 |
---|---|
0~数億円 | 10万~60万円 |
月額費用の内訳は、家賃、管理運営費(人件費、施設維持管理費など)、水道光熱費、食費、その他生活費(電話代、理美容代、レクリエーション費、医療費など)など。高いですけど楽しそうです。
いかがでしたか。今回は健康型有料老人ホームをご紹介しました。できることなら、親御さんにはこのように残りの人生を楽しく生活してほしいものです。