実家じまいで古い実家の処分 売却

築47年の一戸建てを相続したが住まない長男が実家を売却【母親が介護施設に入所】

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ご主人が亡くなった後、高齢のお母さんが長らくひとり暮らし。

近所に住んでいる娘さんがちょこちょこ様子を見にきていましたが、お母さんが80代に入っていよいよひとり暮らしが難しくなったので、介護施設に入居することに。

その後にお母さんが再び家に戻って生活するということは考えていなかったものの、とりあえず家はそのままにしていたそうです。

介護施設で暮らして数年後、お母さんは亡くなり、家は相続されました。

物屋敷 直太
この家を相続した長男さんが、不動産会社の仲介で私に売却した時の話になります。
(当事者のプライバシーの保護のため一部改変あり)

相続と遺産分割協議

娘さん(長女)と息子さん(長男)、両者ともにご自身の家庭があり、住まいも別に所有しています。

この、お母さんの家(ご自身たちの実家)には誰も住む予定はないし、そのまま放置していても意味がないということで、売ることで話がまとまりました。

長女さんと長男さんの話し合い=遺産分割協議で長男が単独で家を相続。

家を共有で相続してしまうと、売るときに手間がかかりますし、なにより、後日事情が変わって片方が売りたくなくなった場合にその家は身動きが取れなくなるので、単独で相続して登記しておくのは良い方法です。

 

築47年の古い家でも売れるのか?

家は築47年ほど。お父さんが器用ということもあって、存命の時はご自身でまめに修繕をしていたそうなのですが、お母さんひとり暮らしになってからは、そのままの状態での暮らしが長かったとのこと。

昔のトタン外壁の家なので、築年数の古さを感じます。

家の大きさも55平米ほどで、典型的な昭和40年代後半の家でした。

ただし、家の立地がなかなか良い。関東私鉄沿線駅から徒歩10分弱です。

 

不動産会社に売却を依頼する

実家の最寄り駅の近くにあった2つの不動産屋に話を持っていったそうです。

ひとつは地元の小さな不動産屋。そこの店主の対応はつっけんどんな感じで親切ではありませんでした。

もうひとつは関東で何店舗も展開している不動産会社の店舗。そこは親身に話を聞いてくれて、すぐに家も見に来てくれたので好印象。

売れそうな目安金額や、売り手として重視したい点のヒアリング等があり、不動産会社の見立てとしては、立地が悪くないので早めに話は進むのではないかとのこと。

親身になってくれた不動産会社に販売をお願いすることにしました。
(※正しくは今回は専任媒介契約による仲介)

話を持って行ってから早くも2週間ぐらいで、買い希望の方が現れました。

 

家を買いたい人がすぐに見つかるが要望が多くて

ただ、売買の話し合いに入ると、買い手の方がいろいろ要望を出してくるようになりました。

「天井のシミがあるから雨漏りしているハズ。金額をもっと安くして欲しい」
「今、家にある家具とか、残置物を全部、売り主側(の金銭負担)で処分して欲しい」
「融資で借りられるか分からないから…」
などなど。

それで、「なんだか、いろいろ面倒な人が買い手になるのか」と、その人に売るのを躊躇するようになってしまったそうです。

 

別の買い手希望の人(私)が出てくる

物屋敷 直太
このタイミングで、小規模な賃貸大家業もしている私に話が回ってきました。

以前から、この家の最寄駅を含む周辺エリアで賃貸に出せる住宅を探していて、ちょっとツテのあるリフォーム会社に声をかけていました。

そのため、上記の不動産会社のネットワーク→ リフォーム会社→ 私 と話が来たのです。

  • 駐車場はないものの駅から徒歩10分圏内という立地
  • 片方は私道ながらも角地で2面が道路に接している
  • 面積は小さいものの土地の形が長方形

という良さがある土地に建つ家でしたので、さっそくリフォーム会社の人と家を拝見しました。

古い家ですので、それなりにリフォーム費用はかかってきます。
(100万円単位)

トータルでかかる費用や相場家賃を織り込んで、賃貸事業として成り立つか計算し、なんとか行けるだろうと判断したので、購入させていただくことにしました。

私の場合は、雨漏りの修繕や残置物の処分はこちらでやるつもりでしたし、特に要望もつけないことで、売主さんにとって面倒な買い主ではありません。

また金額も、最初の買い手希望さんの値引き要望の購入希望金額より少し高い金額を提示しましたので、最終的に私を選んで売ってくれました。

金額的には、ほぼ土地値です。

 

売買に長男さんも満足して

購入後、リフォームして賃貸に出す予定という話を私からはしていました。

長女さんが家族で住んでいる住居は近くにあり、まだしばらくは実家の姿を見れるということで、喪失感は和らぐようなお話もされていました。

と同時に、売買に関して面倒なこともなく早く現金化できることを、長男さん、長女さん共に喜んでくださっていました。

売買契約はつつがなく終わり、所有権移転。

その後リフォームして、売買契約後、半年ほどしてから入居者さんが暮らし始めています。

 

古い家を高く売るには

一般的には、私のような大家業の人より、実需の(ここを買って実際に住んで生活する)人の方が、価格が高くても買ってくれるケースが多いのですが、今回の家を実需の観点で見ると、

  • 場所だけでなく建物にも価値を感じてもらうには古くて傷みが多かった
  • 更地にして新築を建てるには土地が狭かった

という点で、売却価格は伸びにくかったと思います。

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自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

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  • この記事を書いた人

物屋敷 直太

70代後半の後期高齢者の母親がひとり暮らしのため、見守りや介護に関心あり。また、小規模な大家業をしているため、空き家問題の解決や不動産活用に関しての経験を持つ。宅建試験合格済み。古い家の修繕用に電気工事士2種の免状保持。

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