公的な介護保険と民間の介護保険の違い

大樹生命 大樹セレクト 介護のほけんのデメリット メリット評価と保険金が支払われない場合の例

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大樹生命 大樹セレクト介護のほけんのしくみ

 加入年齢

0歳~85歳
契約年齢は特約ごとに異なります。

 保険期間

だんかい介護特約:終身
介護ねんきん特約:終身
介護一時金特約:有期

 給付要件

大樹生命保険の主力商品、「大樹セレクト」の中の特約の中で、介護に重点的に備えられる特約を集めたのが「介護のほけん」です。

大樹セレクトは、主契約、特約といった規定がなく、いろいろな備えに関する特約を組み合わせることができます。

特に介護に特化した特約を組み合わせたパッケージを、「介護のほけん」と名付けています。ただし、だんかい介護特約と介護一時金特約は組み合わせることができません。

重度介護保険金

被保険者が公的介護保険制度における要介護1以上と認定されたときに、介護度に応じて、一時金が支払われます。
特約保険金額が300万円と設定されている場合
要介護1と認定:要介護1給付金30万円
要介護2と認定:要介護2給付金90万円
要介護4と認定:重度介護保険金180万円
介護度があがるごとに給付金を受け取れるしくみになっています。
重度介護保険金は、公的介護保険制度における要介護4と認定されなくても、保険会社所定の介護状態に該当していれば受け取ることができます。

介護生活サポート年金

公的介護保険制度の要介護3以上と認定されたとき、または所定の要介護状態に該当したときに、介護生活サポート年金を受け取ることができます。

介護生活サポート年金は、毎月受け取ることができ、生存している限り給付されます。症状が改善して要介護2以下になっても、受け取り続けることができます。

介護保障保険金

公的介護保険制度の要介護2以上と認定されたとき、または、所定の要介護状態に該当したときに介護保障保険金を受け取ることができます。

この保険金は、一回きりの支払いになります。介護保障保険金を受け取る前に、死亡または高度障害状態の時には、死亡保険金または高度障害保険金を受け取ることができます。

 保険料例

契約年齢:40歳
介護年金特約:8万円/月、だんかい介護特約 300万円、保険期間:終身
保険料払込期間:終身
男性:7,790円/月
女性:10,072円/月

 

メリット

それぞれ特徴のある特約から必要な保障を組み合わせて加入できます

単品加入も可能です。主契約や特約同士を組み合わせるタイプの保険の中には、単品で加入できず2種類以上組み合わせないと加入できないなどの制限があったり、主契約として積立保険を付加しないといけないなどの条件があったりしますが、大樹生命の「介護のほけん」は単品加入でも可能です。つまり必要と思う保障だけ持つことができます。すでに死亡保障や医療保障を備えている人の場合、介護の保障だけ大樹生命で持つことができるようになっています。

介護生活サポート年金は、生きている限りずっと受け取れます

年金タイプでもらえる介護保険は他社にもありますが、1年ごとに介護度を申告して、給付に該当かどうか認定してもらわないといけないものもあります。

つまり、毎年手続きが必要になってきます。介護度が下がる、つまり要介護2から要介護1になると給付金がいったん中止になることもあります。

しかし、大樹生命の介護生活サポート年金は、いったん年金受け取りの要件に該当すると生きている限り受け取り続けることができます。

毎年の手続きの手間や、介護状態が軽くなっても受け取れるので、在宅介護をする家族にとっても経済的な心配が減るでしょう。

オプションとして保険料払込免除特約を付加できます

この保険には、保険料払込免除特約を契約時につけることができます。

これは、介護サポート年金や介護一時金など保険金を受け取れるような状態になっていなくても、所定の要件を満たせば以後の保険料負担がなくなるというものです。
保険料払込免除になる条件は、
・所定の三大疾病に該当したとき
*ガンと診断確定されたとき
(上皮内ガン、非浸潤ガン、大腸粘膜内ガン、悪性黒色腫を除く皮膚ガン、責任開始日から90日の間に診断確定された乳ガンは除きます)
*急性心筋梗塞を発病し、手術または労働制限状態が60日以上継続したとき
*脳卒中を発病し、手術または所定の後遺症が60日以上継続したとき
・公的介護保険制度の要介護2以上または所定の要介護状態に該当したとき
・身体障害者手帳1~3級を交付されたとき

 

デメリット

認知症への備えが薄いです

介護の保障を販売している保険会社には、認知症に特化した保険も取り扱っています。

しかし、この保険は介護保障がメインなので、認知症になっても給付金を受け取るには要介護認定が必要になるなど、認知症だけでは保険金給付の対象になりません。

認知症に備えたい方や、親御さんに認知症への備えを持ってほしい方は、認知症に重点的に備えるものに加入しておくのが安心でしょう。

給付金を受け取るような状態になっても毎月の保険料負担は続きます

だんかい介護特約は、介護度が上がるたびに保険金を受け取れます。

つまり、介護度が上がるまで保険をかけておかないといけないことになります。

もし保険料払込免除特約を付けていないと、毎月の保険料も負担になってきます。介護状態になると毎月の介護費用の負担も上がるので、払い続けられるのかも検討しておきましょう。

保険料が割高です

特に、介護ねんきん特約は、年金受け取りに該当すれば生きている限り年金を受け取れるので、保険料もその分割高になっています。

介護生活サポート年金額が毎月8万円の設定で計算すると、毎月の保険料は12,992円となります。

それだけで1年間で15万円の保険料負担になるので、年金生活に入ってもかけ続けられるのか保険料負担の総額も計算して加入を検討するのが良いでしょう。

 

保険金が支払われない場合

特約によって保険金が支払われる条件が異なります。

介護生活サポート年金は要介護3、だんかい介護特約は要介護1、介護一時金特約は要介護2(またはそれ相当の状態)となっています。

また、保険料払込免除特約を付加する場合は要介護2(またはそれ相当の状態)となっています。介護度によって受け取れる保険金額が異なります。

介護状態になったからと言って毎月保険金を受け取れるわけではないので、保険金の給付要件を確認して加入するようにしましょう。

 

参考:大樹生命保険相互会社
https://www.taiju-life.co.jp/
参考:大樹生命保険相互会社「大樹セレクト 介護のほけん」
https://www.taiju-life.co.jp/products/ebook/taiju_kaigo/index_h5.html#1

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

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