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安否・体調確認をしてくれるパナソニックのエアコン!介護の負担軽減

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家庭でも施設でも高齢者住宅でも、高齢者も若い方も、快眠と温度・湿度管理は切っても切り離せない関係です。夜間の安否確認も結構な労力。では、快眠するために、温度や湿度管理は十分でしょうか。安心、かつ楽して介護ができ、高齢者の安全とプライバシーと笑顔まで守り、満足できるような、そんな夢のようなサービス、『エアコンみまもりサービス』が実現します。今回は『エアコンみまもりサービス』についてご紹介します。

2017年9月25日、カナミックネットワーク、パナソニック、学研ココファンがサ高住でIoT連携による介護サービス向上のプロジェクトを開始

エアコン

株式会社カナミックネットワークとパナソニック株式会社、株式会社学研ココファンの3社は、2017年9月25日、共同でIoT連携によるサービス向上とスタッフの負担軽減を図る実証プロジェクトを開始したと発表しました。

具体的には、学研ココファンのサービス付き高齢者向け住宅『ココファン藤沢SST』において、すべての居室にパナソニックの『エアコンみまもりサービス』を設置。エアコンの高感度センサーが取得する生活データなどを、カナミックネットワークの『カナミッククラウドサービス情報共有プラットフォーム』と連携します。

これにより介護職員や住宅職員が、入居者の安否状況、睡眠状況、部屋の温度・湿度、熱中症・脱水などを簡便に把握できるようになるというものです。3社それぞれの持つ技術やノウハウからIoTを活用した仕組みを構築したカタチとなります。

プライバシーを守りつつ、睡眠を阻害することなく、介護者の大幅な負担軽減を期待できる

快眠

今回のプロジェクトの目的の一つは、職員の負担軽減です。実証プロジェクトなので、これから「ココファン藤沢SST」で事実を証明することになりますが、職員の負担軽減にはかなり期待できるものと考えます。

安否確認だけでしたら、手段を選ばなければカメラだけでも可能です。部屋にカメラを設置できれば、定時に部屋を訪問して見て回る必要がないので、これだけでも職員の負担を軽減することができます。

しかし、カメラでの安否確認はプライバシーを侵害します。部屋にカメラを設置されて喜ぶ人はまずいません。堂々としているかしていないかの差があるだけで、盗聴されているのと同じく、嫌な気分になるはずです。

カメラほどではありませんが、部屋を訪問しての安否確認も喜ぶ人はまずいないでしょう。一瞬であっても、ドアを開け覗かれるわけですから。女性ならなおのことです。男性職員が仕事として巡視していても、高齢者からの目線ではただの覗きです。

『エアコンみまもりサービス』は、エアコンの高感度センサーを利用します。部屋の中を見ることはできませんし、音声を聞くことができるわけでもありません。センサーが、人の動きや温度や湿度を感知し、安否状況や睡眠状況、熱中症や脱水の恐れなどをデータとして表示します。

『エアコンみまもりサービス』は、カメラ以上の効果に期待ができ、カメラや巡視以上にプライバシーを守ることのできる生活家電といえます。

サービス担当者会議の質を変え、サービスの質向上に期待できる

温度計・湿度計

例えば、「夜あまり眠ることができなくてつらい。」といった相談があり、ケアプランに、「快眠」とニーズ(ゴール)の設定をします。この「快眠」というニーズ(ゴール)を達成するため、ケアマネージャーや家族は、具体的な目標やサービスを考え(原案)、サービス担当者会議を開催し、ケアプランの内容を検討することになります。「快眠」は、高齢者だけでなく誰もに共通するニーズ(ゴール)です。

サービス担当者会議では、家族や介護職員からの情報はとても重要です。快眠するために必要な情報は、就寝前の行動、日中の過ごし方、食事内容、体温、睡眠時間・就寝時間・起床時間、寝具、カフェインなどの飲み物、音などの環境、心身状態、服薬を継続している薬、そして室温・湿度など、さまざまな要因が重なって快眠・不眠を左右します。

就寝前の行動や日中の過ごし方、食事内容、体温、睡眠時間、寝具、飲み物、環境、心身状態、薬の情報は、記録を取っているものも多いですし、普段の生活を見ていればある程度把握できているはずです。

しかし、室温と湿度の把握をしている人・施設はほとんどいないのではないでしょうか。定時の巡視では、室温と湿度管理をきっちり行うことはできません。2〜3時間後に巡視したら寒くなりすぎていたり、暑くなりすぎていたりすることもあるはずです。そもそも、仕事中で動いており、年齢も異なる職員の体感での管理です。部屋に一つ一つ温度計や湿度計を設置しても、管理するにはだいぶ無理が生じます。

『エアコンみまもりサービス』なら、室温や湿度のデータは全て『カナミッククラウドサービス情報共有プラットフォーム』にて確認することができます。設定した室温や湿度を保つ運転をも可能となりますので、職員には大きな負担になりません。

もちろん、サービス担当者会議の内容はとても充実することでしょう。例えば、年間相対湿度の都道府県ランキングによると、1位が富山県で79%です。47位は東京で60%。同じ日本でもこれだけの差があります。例えば、富山出身の高齢者と、東京出身の高齢者が同居した場合の快適な温度と湿度は同じなのでしょうか。同じ日本でも、19%も違うのです。快適な湿度は人によって大きく異なるはずです。

出典:気象庁

温度や湿度に関しては特に、今まではこういったデータをもとにした会議をすることはまずできなかったことでしょう。『エアコンみまもりサービス』が実用化すれば、こういった個別サービスの自動化まで期待できるのです。しかも、会議と介護の内容も充実します。

いかがでしたか。今回は『エアコンみまもりサービス』についてご紹介しました。この実証プロジェクトによって、『エアコンみまもりサービス』を利用する施設や住宅が増加し、一般住宅にも広がってくれば、施設や在宅での介護負担がかなり軽減できるはずです。とても期待できるサービスです。

カナミックネットワーク、パナソニック、学研ココファンがサ高住でIoT連携による介護サービス向上のプロジェクトを開始

パナソニック株式会社
家電最大手
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/09/jn170925-1/jn170925-1.html
株式会社カナミックネットワーク
医療・介護分野に特化したクラウドサービス
http://www.kanamic.net/topics/press-release/2017/press-release170925.html
学研ココファン
学研グループのサ高住「ココファンシリーズ」
http://www.cocofump.co.jp/

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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