暑くなってくると食欲が低下することがあります。基礎代謝が落ち、エネルギーを必要としなくなること。冷やすすぎで内臓機能が低下。夏バテなども食欲不振の原因です。体が弱ってきている高齢者にとって、水分を含めた食欲低下はとても危険です。
そこで、豆腐、納豆、卵、トマト、レモン、グレープフルーツ、ニンニクなど、食欲を増進する食べ物を頻繁に食べることをおすすめしますが、香りからアプローチしてみるのも良いかと思い、消臭剤の提案をしてみたいと思います。
Contents
嗅覚だけが感情をあらわにする
五感の中で唯一、直接感情に働きかける嗅覚。人間的(理性的・論理的)な新しい脳・大脳新皮質に先に働きかける人の感覚は、視覚、聴覚、味覚、触覚の4種類だけ。臭覚だけが仲間外れです。
嗅覚は動物的(感情的・本能的)な古い脳・大脳旧皮質(辺縁系、嗅脳など)に先に働きかけます・「あれ、虹じゃない → 綺麗ね」と判断が先の「視覚」。「ヤダ臭い! → クサヤかな?」と感情が先にあらわになる臭覚。視覚、聴覚、味覚、触覚と順序が逆になるのです。
食欲増進の作用がある精油4選
オレンジ・スイート
リラックス効果にも期待が持てる「オレンジ・スイート」。ミカン科の柑橘類で産地はイタリアなど。皆さんもよく知るオレンジの皮をむいた時に広がるあのフレッシュな香りが特徴です。「オレンジ・スイート」には消化・食欲増進作用があります。
ベルガモット
オレンジ・スイートと同じく「ベルガモット」もミカン科の柑橘類で主産地はイタリア。さわやかですがすがしい香りが特徴。「ベルガモット」にも消化・食欲増進作用に期待が持てます。
レモン
食欲増進といえば「レモン」。有名なのでご存じの人が多いと思います。ミカン科の柑橘類で産地はアメリカ、イタリア、スペインなど。オレンジよりも鋭いフレッシュな香りが特徴。同じく消化・食欲増進作用があります。
グレープフルーツ
むくみの改善にも役立つ「グレープフルーツ」。ミカン科の柑橘類で産地はアメリカなど。爽やかさと渋みというか苦味と融合した大人な香りが特徴。リモネンおそるべし。消化・食欲増進作用があります。
日本では手に入りやすいものばかり 黒コショウも食欲増進作用
オレンジやグレープフルーツなら直接食べても良いかと思います。レモンは酸っぱすぎるので、これからの季節レモンのはちみつ漬けにしたり、レモンティにしても素敵です。
こうして並べてみると、食欲増進系のものはミカン科の柑橘類が独壇場のように見えます。しかし実はコショウ科にも、食欲を増進させることの得意な方が所属していらっしゃいます。
皆さんご存知「黒コショウ」さんです。「ブラックペッパー」とお呼びした方がよろしいのでしょうか。「ブラックペッパー」はスパイシーな香りが特徴で、血行促進や消化・食欲増進作用があります。
ただの消臭芳香剤だから気軽
悪臭を除去し香りで匂いを包み隠す、みんな大好き「消臭芳香剤」。実際に本物の精油を使っている消臭芳香剤もありますが、消臭するためのものであり、上で紹介した精油の作用を約束していません。
だからこそ、作用を約束していないからこそ、自信を持っておすすめできます。ただの消臭芳香剤。つまりどの香りを選んでも、会社や医師に相談する必要がありません。とっても気軽に「少しでも効果があったらラッキー!」といった感覚でお試しできます。