介護環境と介護の仕事を理解する(移)

4000円前後で浴室を銭湯のように変え 入浴を魅力的にスイッチ

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1945年 / 昭和20年〜1965年 / 昭和40年の庶民のライフスタイルは銭湯だった

養命酒のウェブサイト「銭湯の雑学」によると、戦後1945年(昭和20年)〜1965年(昭和40年)、銭湯は庶民のライフスタイルに欠かせない存在だったそうです。庶民の家にはお風呂がなかったのです。

50代の方であれば子どもの頃、60代以上の方であればそれ以上長く銭湯に行くことが当たり前の時代であり、自分の家の浴室に入ることは当たり前ではなかった時代です。

出典:養命酒 【2013年7月号】 銭湯の雑学

https://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/trivia/130628/

大正元年(1912年)銭湯といえばペンキ絵

ウィキペディア フリー百科事典によると、ペンキ絵は大正元年(1912年)に東京のある銭湯の壁画が発祥なのだそうです。これが評判となり銭湯といえばペンキ絵となるに至ったそうです。銭湯のような浴室にするには壁に絵が必要です。

出典:ウィキペディア フリー百科事典

昭和38年(1963年)銭湯といえばケロリン桶

富山県公衆浴場業生活衛生同業組合ウェブサイトによると、昭和38年頃から睦和商事が内外薬品に「風呂桶にケロリンの広告を出さないか」と持ちかけたことから「ケロリン桶」が始まったそうです。この頃、木桶の不衛生が問題となりプラスチック製に切り替わり始めたそうです。「ケロリン桶」の大きさは関東と関西とで少し違うそうです。

出典:富山県公衆浴場業生活衛生同業組合 銭湯といえばやっぱりケロリン桶

http://toyama1010.com/kerorinoke.html

耐水性のある「ウォールステッカー」なら300〜5,000円

ペンキ絵のようなアジのある絵には劣ります。しかし耐水性のある「ウォールステッカー」なら300〜5,000円で浴室の壁の雰囲気をガラリと変えることができます。やはり浴室に魅力がある方が入浴が楽しく癒しになり、入浴したい気持ちが出てくることでしょう。安いので、春夏秋冬3カ月間で使い捨てして切り替えてもいいと思います。

「ウォールステッカー」6選

ケロリンシリーズは結構高価で約2,000円

銭湯に向かうよう演出し、「古き良き時代」を懐かしみつつ、その頃の気持ちを味わっていただくのであれば「ケロリン桶」もおすすめです。

可能であれば一人一桶。利用者様に「ケロリン桶」を手渡して銭湯へ誘ってみれば、どのような反応をしていただけるのか想像するだけで楽しくなります。

シャンプーや石鹸は、ご自身で選んでもらえたら自立支援に

シャンプーや石鹸などは、全員共通のものとしているところがほとんどかと思います。しかし可能であれば利用者様本人に選択してもらう方が「自立支援」に繋がるかと思います。

また、利用者様ご自身で選んでもらった、一人一シャンプー、一人一石鹸と「ケロリン桶」を持って銭湯(浴室)に向かえばより入浴が楽しくなります。

シャンプーや石鹸の種類はととても多いので、介護職員が利用者様のお肌に合った3つを選び、その中から選んでもらうことをお勧めします。

お風呂に誘うより「銭湯」に誘う方がワクワクする

多くの利用者様にとって幼少時や若い頃銭湯へ行くことがライフスタイルでした。今現在昔ながらの銭湯は数が少なく、懐かしいものになっています。だからこそ、お風呂へ誘うよりも「銭湯」に誘った方が、ワクワクしてくださる利用者様もいらっしゃるはずです。

壁に絵を貼り、ケロリン桶を用意して、ただの浴室から「銭湯」に変え、入浴を魅力的ものにスイッチしてしまうのです。

空き家になった実家を放っておくと…

老親の介護施設入りで空き家になった実家や、相続しても住まない実家は、ついついそのままに放っておいてしまいがちですよね。

家は住んでいてこそ保たれるので、住んでいない家というのは傷みが進むのが早いです。

また、固定資産税を払い続けるだけでなく、家の傷みが進むことで維持管理の費用がかさむという金銭的な痛手も大きくなります。

もちろん、親の思い出、自分が実家に住んでいた時の思い出などあるでしょう。

でも、その思い出は心に残すものです。朽ちていく家の行く末を自分の子供世代に負わせるわけにも行きませんよね。

もし売却を検討する場合、自分たちの生活もあるので何度も実家近くの不動産屋に足を運ぶのが難しいこともあるでしょう。

そうであれば、家の近くの不動産屋だけでなく、不動産一括査定や買取再販業者も合わせて利用してみることをおすすめします。

物屋敷 整太
家は売るだけでなく、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、いずれにしても家の金銭的価値を把握しておくことは大切ですね。

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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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