公的な介護保険と民間の介護保険の違い

アクサ生命 賢者の備えのデメリット メリット評価と保険金が支払われない場合の例

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アクサ生命 賢者の備え① しくみ

② 加入年齢

20歳~70歳

③ 保険期間

終身

④ 給付要件

*死亡保険金

病気または傷害により死亡したときに死亡保険金が支払われます。

*高度障害保険金

会社所定の高度障害状態になったときに、高度障害保険金が支払われます。

*介護保険金

会社所定の要介護状態になり、それが180日以上継続したと診断されたときに、介護保険金が支払われます。

会社所定の要介護状態とは、以下のことを言います。

ⅰ)常時寝たきり状態で、aに該当し、かつb~eのうち2項目以上に該当して介護を要する状態

  • a:ベッド周辺の歩行が自分ではできない。
  • b:衣服の着脱が自分ではできない。
  • c:入浴が自分ではできない。
  • d:食物の摂取が自分ではできない。
  • e:排泄の後始末が自分ではできない。

ⅱ)器質性認知症と診断確定され、意識障害のない状態において見当識障害があり、他人の介護を要する状態。

⑤ 保険料例

契約年齢:50歳、保険金額:500万円、保険期間:終身、保険料払込期間:終身
男性:19,020円
女性:17,045円

 

メリット

ⅰ)保障内容がシンプルで分かりやすいです。

保険金の受取額が介護度によって変わるタイプではなく、所定の条件を満たせば一括で受け取れるタイプになっています。保険金を受け取れば契約は消滅するのでその後の保険料の負担もありません。シンプルでわかりやすい保障内容となっています。

ⅱ)死亡保障も持つことができます。

介護保険金の条件を満たさなくても、死亡保険金があるため、掛け捨てにはなりません。死亡保障も一緒に備えたい方にも良いでしょう。

ⅲ)介護保険金の受け取り方が、一時金でも年金でも選択できます。

介護保険金は、所定の条件を満たせば一括で受け取れますが、受取の受け取り方もバリエーションがあります。一括受け取りでも、たとえば10年にわたって年金のように受け取ることも可能になっています。介護をサポートする家族の経済状況に応じて、また介護施設の入居への初期費用として、など、その時の状況に応じて保険金を使うことができます。

 

デメリット

ⅰ)保険金の支払い条件が、公的介護保険制度に連動していません。

この保険は、公的介護保険制度で要介護認定を受けても、保険会社所定の要介護状態に該当しなければ保険金を受け取れません。公的介護保険制度の対象外の方(40歳以下)でも使うことができますが、要介護度に応じた保険金支払いではないことを加入前に確認しておきましょう。

ⅱ)死亡保障も兼ね備えているため、保険料が割高です。

この保険は、一生涯の死亡保障に加えて介護の保障を確保できますが、その分、保険料が割高になっています。たとえば50歳の女性が加入した場合、毎月の保険料は17,045円となっています。

1年で204,540円。25年後の75歳まで支払うと保険料の総額は511万円と、保険金額を上回ります。このプランだと一生涯保険料を支払うことになるので、年金生活になった場合支払い続けられるのかも考えて加入しましょう。

ⅲ)認知症になっても、所定の条件を満たさなければ保険金を受け取れません。

この保険には認知症による保険金受取はありません。認知症に該当しても寝たきりなど所定の要介護状態でなければ保険金は支払われず、また、保険料の払い込み免除にもならないので保険料をきちんと払っていかないといけません。保険料の支払いが滞ると保険の効力が失われる「失効」状態になり、元に戻すには契約時と同様に健康状態の告知が必要になります。もしその時に病気や認知症になっていた場合、保険を元に戻すことができません。家族による保険の管理も重要になってきます。

 

保険金が支払われない場合

所定の要介護状態に該当してすぐには保険金を受け取ることができません。

要介護状態に該当してそれが180日(約半年)継続しないと保険金が支払われないので、その間は本人や家族で介護費用を負担する必要があります。

この保険に加入する際には、家族にその旨を伝えておくことと、別途現金で当面の費用を準備しておく、その置き場所(銀行口座など)を家族に知らせておく、など、保険金支払いをあてにしすぎないようにしましょう。

 

参考:アクサ生命保険株式会社
https://www.axa.co.jp/
参考:アクサ生命保険株式会社「賢者の備え」
https://www.axa.co.jp/product/nursing_care/nursing_care_product

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実家終いノート編集部
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