公的な介護保険と民間の介護保険の違い

アクサ生命 ユニットリンク介護プラスのデメリット メリット評価と保険金が支払われない場合の例

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アクサ生命 ユニットリンク介護プラス しくみ

② 加入年齢

15歳~70歳

③ 保険期間

終身

④ 給付要件

この保険は変額保険です。給付要件に該当したタイミングが第1保険期間なのか、第2保険期間なのかで保険金額が異なります。第1保険期間は、保険料払込期間のことで、その間は特別勘定で積立金が運用されます。

*死亡保険金

第1保険期間中に死亡した場合、基本保険金額または死亡した日の積立金額のいずれか大きい金額が支払われます。

第2保険期間中に死亡した場合、第2保険期間移行日の前日の積立金額により計算した金額が死亡保険金として支払われます。

*高度障害保険金

第1保険期間中に会社所定の高度障害状態に該当したとき、基本保険金額または死亡した日の積立金額のいずれか大きい金額が支払われます。

第2保険期間中に会社所定の高度障害状態に該当した場合、第2保険期間移行日の前日の積立金額により計算した金額が死亡保険金として支払われます。

*介護保険金

第1保険期間中に所定の要介護状態に該当した場合、基本保険金額または死亡した日の積立金額のいずれか大きい金額が介護保険金として支払われます。

第2保険期間中宇に所定の要介護状態になった場合、第2保険期間移行日の前日の積立金額により計算した金額が介護保険金として支払われます。

所定の要介護状態とは、以下のいずれかの状態を言います。

ⅰ)公的介護保険制度における要介護2以上と認定されたとき。
ⅱ)器質性認知症になり、意識障害のない状態において見当識障害があり、かつ他人の介護を要する状態が180日継続したと医師によって診断確定されたとき。

 

⑤ 保険料例

契約年齢 40歳、性別 男性、保険料払込期間 30年、基本保険金額841万円の条件では、毎月の保険料は20,000円になります。

 

メリット

ⅰ)死亡保障や介護の保障を持ちながら運用効果を期待できます。

要介護状態になった場合は保険金として受け取ることが可能です。

運用成果がよければ、基本保険金額(契約年齢40歳、月20,000円、払込30年での契約の場合は841万円)よりも大きな金額を受け取ることができます。

また、要介護状態にならずに保険料を払いきって、運用成果が良ければ保険料払込終了後に運用ボーナスを受け取ることができます。

ⅱ)自分で運用する商品を選択できます。

運用するのは保険会社任せではなく、10種類の運用対象から自分で選択できます。

複数選択できるので。たとえば、「安定成長バランス型」を100%で設定する以外にも「安定成長バランス型を85%/外国株式プラス型を15%」といように配分を変えることも可能です。

保険会社任せにするよりも自分で考えて選択したい方には良いでしょう。毎月1回は無料で変更可能です。

ⅲ)保険料を支払っている間は、死亡保険金、高度障害保険金、介護保険金額が保証されています。

第1保険期間(保険料払込期間)は、死亡、高度障害、介護保険金の保険金額は契約時に設定した基本保険金額が最低保証されています。

運用成果が良く、積立金が基本保険金額を上回っていれば、基本保険金額以上の金額が支払われます。

 

デメリット

ⅰ)運用実績によっては、保険料払込総額よりも解約返戻金が少なくなる可能性があります。

この商品は、生命保険と投資信託をくっつけたような形になっています。

そのため、運用実績によってはプラスにもマイナスにもなります。

解約したときに受け取れる返戻金も契約時には確定していません。

そのため、アクサ生命の契約者向けのページで運用状況を確認していく必要があります。それが苦にならない方には向いていますが、保険会社まかせにしたい方には、損失の恐れもあるので向かないでしょう。

ⅱ)契約から10年未満で解約や減額などをすると、解約控除などの費用がかかり、損失を被ることがあります。

この商品には運用にかかる手数料の他、契約から10年以内の解約や減額、払い済み保険への変更については解約控除と言って別途手数料がかかります。つまり、損失になる可能性があります。

運用する資金を使うのが10年未満といった短期的な資金の運用には不向きです。

運用した資金を老後資金(20~30年以上先)として使う場合は、はじめはマイナスになっても後々回復してプラスになることもあるので、運用の一つとして考えてもよいでしょう。

ⅲ)運用する商品を選択できるが手数料がかかります。

毎月1回、運用する商品を変更できますが、2回目以降は手数料がかかります。

ネット証券での株や投資信託の売買とは手数料のかかり方が異なることを理解しておきましょう。

 

保険金が支払われない場合

この商品のような、保険も持ちながら運用も可能な商品は各保険会社から販売されています。

商品の中には、所定の状態(三大疾病や介護状態など)に該当すれば以後の保険料の払い込みが不要になるという、保険会社ならではの積立型の保険もあります。

たとえば、40歳男性が毎月2万円の積立型の保険に加入して、3年後にステージⅢの胃ガンと診断された場合、それ以降の保険料は免除になり(代わりに保険会社が積み立てる)浮いた毎月2万円の資金は治療費や生活費の補填に使うことができるというものです。

しかし、この商品にはそのようなオプションはついていません。契約を検討するときには、毎月その金額が払い続けることができるのかをよく考えてから契約するのが安心でしょう。

 

アクサ生命保険株式会社「ユニットリンク介護プラス」
https://www.axa.co.jp/product/nursing_care/ltc-ul/

公益財団法人 生命保険文化センター 「変額保険とは」
http://www.jili.or.jp/knows_learns/basic/kind_main/variable_rate.html

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

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実家じまいノート編集部

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