公的な介護保険と民間の介護保険の違い

太陽生命 ひまわり認知症予防保険のデメリット メリット評価と保険金が支払われない場合の例

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選択緩和型認知症診断保険を含むプランを「ひまわり認知症予防保険」と呼称し、含まないプランを「保険組曲Best既成緩和」と呼称します。

また、ひまわり認知症予防保険の生存給付金は予防給付金と呼称します。

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太陽生命 ひまわり認知症予防保険 しくみ

加入年齢

20歳~75歳
76歳~85歳

保険期間

20歳~75歳:10年または終身
76歳~85歳:終身タイプのみ

給付要件

この保険は、加入要件が緩和された保険のため、加入後1年たつまでは、給付金支払いに該当しても受け取れる保険金や給付金は半分になります。このように、加入後、保険金や給付金が削減される期間を削減期間と言います。

選択緩和型認知症診断保険(認知症診断保険金)

生まれて初めて器質性認知症になり、医師によって診断確定されたときに、認知症診断保険金が支払われます。

また、生存給付金特則をつけることで、加入後1年、3年後、5年後…と、2年ごとに認知症予防給付金(生存給付金)を受け取ることができます。認知症診断保険金を受け取ると、この保険は消滅します。
(認知症予防給付金の受け取りもなくなります。)

また、生存給付金特則を付けている状態で、死亡、または高度障害状態になったときには死亡保険金、高度障害保険金が支払われます。ただし、削減期間中(加入から1年)は、病気死亡時には保険金が半分になります。

選択緩和型認知症治療保険(認知症治療保険金)

初めて器質性認知症に該当し、その状態が180日以上継続したと医師によって診断確定されたときに、認知症治療保険金を受け取れます。

削減期間中は、契約時に設定した保険金額の半分の額になります。この保険金の受け取りは1回限りで、保険金を受け取るとこの保険は消滅します。

選択緩和型医療保険(入院給付金、手術給付金)

事故によるケガまたは病気によって入院したときに、入院給付金が支払われます。

ケガによる入院と病気による入院で、支払い条件が異なっています。

ケガによる入院:責任開始前の不慮の事故を原因としたケガで入院した場合、削減期間中は契約時に設定した入院日額の半分が、削減期間後は入院日額全額が受け取れます。

また、責任開始後の不慮の事故を原因としたケガで入院した場合は削減期間問わず入院日額全額を受け取れます。

病気による入院:責任開始前にわかっていた病気での入院についての支払い規定は約款に掲載されていないので、入院給付金の対象外です。

責任開始後の入院について、削減期間中であれば、契約時に設定した入院日額の半分が、削減期間後は入院日額全額を受け取れます。

また、手術を受けた場合も給付金の対象となります。ケガの治療のための手術なのか、病気治療のための手術なのか、削減期間中なのか削減期間後なのかで支払われる金額が異なります。

50歳女性、入院日額10,000円(手術給付金は日帰り5万円、入院中では20万円)のプランで、10月1日に申し込みをして10月10日に一回目の保険料を振り込んだ場合。(責任開始は10月10日)

入院給付金 手術給付金
10月2日に転倒して骨折、入院したら… 5,000円/日 10万円
10月20日に転倒して骨折、入院したら… 10,000円/日 20万円
翌年の10月20日に転倒して骨折、入院したら… 10,000円/日 20万円
10月2日に大腸ポリープで入院したら… なし なし
10月20日に大腸ポリープで入院、手術したら… 5,000円/日 10万円
翌年の10月20日に大腸ポリープで入院、手術したら… 10,000円/日 20万円

選択緩和型入院一時金保険(入院一時金)

不慮の事故によるケガまたは、病気によって1日以上入院したときに災害入院一時金、または疾病入院一時金が支払われます。

ケガによる入院と病気による入院で、支払い条件が異なっています。

ケガによる入院:責任開始前の不慮の事故を原因としたケガで入院した場合、削減期間中は契約時に設定した入院一時金額の半分が、削減期間後は入院一時金額の全額を受け取れます。

また、責任開始後の不慮の事故を原因としたケガで入院した場合は削減期間問わず入院一時金額全額を受け取れます。

病気による入院:責任開始前にわかっていた病気での入院についての支払い規定は約款に掲載されていないので、入院一時金の対象外です。

責任開始後の入院について、削減期間中であれば、契約時に設定した入院一時金額の半分が、削減期間後は入院一時金額の全額を受け取れます。

選択緩和型女性疾病医療一時金保険(入院一時金、手術給付金、骨折治療給付金)

この一時金は、女性が付加できる一時金保険です。所定の女性疾病プラスの治療を受けたときに入院一時金、手術給付金を割増して受け取ることができます。

また、骨折して治療を受けたときにも給付金を受け取ることができます。

この保険も、加入から1年の削減期間が設定されています。

女性プラスの治療とは、以下をいいます。

選択緩和型7大疾病医療一時金保険(入院一時金、手術給付金、骨折治療給付金)

この一時金は、男性が付加できる一時金保険です。所定の7大疾病の治療を受けたときに、入院一時金、手術給付金を割増して受け取ることができます。

また、骨折して治療を受けたときにも給付金を受け取ることができます。この保険も、加入から1年の削減期間が設定されています。

7大疾病プラスの治療とは、以下をいいます。

保険料例

契約年齢:50歳
保険期間、保険料払い込み期間:終身
選択緩和型認知症診断保険:100万円
生存給付金特則:3万円(死亡保障90万円)
選択緩和型認知症治療保険:200万円
選択緩和型医療保険:日額5,000円
選択緩和型入院一時金保険:一時金30,000円
選択緩和型7大疾病医療一時金保険:入院一時金30,000円
(女性の場合は、選択緩和型女性疾病医療一時金保険)
男性:14,309円/月
女性:15,309円/月

 

メリット

スマホで見積もり加入できます

月払い保険料が1,000円以上であれば、スマホで見積もり、保険加入手続きが可能になっています。

忙しくて保険の相談をしにいく時間が惜しい方や、自分で調べて加入したい方にも手軽に認知症に備えることができます。

認知症に該当しなくても認知症予防給付金として2年ごとに給付金を受け取れます

生存給付金特則を付けていれば、加入から1年後、3年後、5年後…と、加入1年たてば2年ごとに給付金が支払われます。

認知症予防への意識付けにも効果が見込まれます。

骨折の保障を一生涯持つことができます

7大疾病医療一時金保険、または女性疾病医療一時金保険を付加することで、骨折への備えも持つことができます。

骨折治療の保険商品の多くが、入院または手術しないと給付金を受け取れない、または80歳で保障が切れるタイプが多いですが、太陽生命の骨折の保障は一生涯継続します。

 

デメリット

スマホから加入するにはプランの制限があります

スマホから加入できるプランは、認知症診断保険金(最高100万円まで)、予防給付金(10万円まで)、満期保険金、絞保険金、入院一時金を付加したプランしか加入できないようになっています。

それぞれの給付金額は選択可能ですが、自由に組み立てることができない仕組みになっています。

保険加入に問題ない健康な人でも健康に不安のある人と同じ条件の割増された保険料になっています

この保険は、持病や過去の病気などで保険加入が難しい方でも加入できるようなタイプの保険で、通常の保険よりも保険料が割高になっています。

それは、持病や過去の病気が原因で再発や悪化などして入院や手術を受ける可能性が、健康上何の問題がない人よりもリスクが高いからです。

この保険だと、たとえば保険組曲Bestシリーズで安く持つことができる方でも割高な保険料を負担することになります。

しかし、保険組曲Bestシリーズには、認知症診断保険(認知症と診断された段階ですぐに保険金が支払われるもの)がないため、認知症と診断されてすぐに保険金を受け取りたい方には魅力的な保障内容になっています。

加入から1年たつまでは給付金や保険金が削減されています

他の保険会社も販売している、持病があっても加入しやすい保険は、加入から1年間は保障額が半額になってしまいます。これを削減期間と言います。

一部の保険会社では通常の保険のようにすぐに全額保障されますが、まだまだ一部の保険会社に限られます。

加入して1年以内に認知症と診断されても、100万円もらえるところが50万円しか受け取れなかったり、入院しても1日2,500円(10日入院しても25,000円)と、少ない金額になってしまったりします。

そうなると、「満額受け取れる1年経ってから受診しよう」と、受診や治療を先延ばしにしてしまう心理が働いてしまい、かえって病状を悪化させてしまうリスクもあります。

 

保険金が支払われない場合

入院の原因によって、保険金が支払われるものと、支払われないものがあります。特に、加入から1年以内の入院や手術については細かい規定がなされています。

加入前のケガが原因で入院した場合は、入院給付金や手術給付金の支払い対象になりますが、加入前に判明していた病気で入院した場合は入院給付金や手術給付金は受け取れません。

つまり、入院の原因によって、受け取れる場合と受け取れない場合があります。加入条件の緩いタイプの保険は多くの保険会社から販売されていますが、給付を受け取れる条件は商品によってまちまちです。

持病を持っている方や、以前に病気やケガで入院したことのある方は、加入できそうな保険はすぐにでも加入しておきたい、という心理も働きますが、加入した後に「給付対象外だった」ということのないよう、しっかり調べてから加入するのが良いでしょう。

また、保険会社によっては、病状の申告や飲んでいる薬の申告、医師の診断書などを提出すれば、通常の保険に加入できる場合もあります。

過去に病気をしたから、高齢だから、と、安易に加入の条件の緩い保険に頼るのはおすすめしません。割高な保険料を払うことにもなってしまいます。

 

参考:太陽生命保険相互会社「ひまわり認知症予防保険」
https://www.taiyo-seimei.co.jp/net_lineup/dementia_care/index.html

認知症予防保険と、保険組曲Best既成緩和という名前は、保険商品の組み立て方によって名前が変わります。
https://www.taiyo-seimei.co.jp/lineup/health_insurance/best_kisei_security.html

 

保険組曲Best既成緩和

まず、太陽生命の保険は、健康な人が入れる保険(保険組曲Best)と、そうでない方のための保険(選択緩和型保険)の2つにわかれます。

選択緩和型保険には、
○認知症診断保険
○認知症治療保険
○終身生活介護年金保険
○医療保険
○入院一時金保険
○7大疾病医療一時金保険
○女性疾病医療一時金保険

があり、その中から選んで組み合わせて加入することになっています。

組み合わせは自由なのですが、特にその中でも認知症診断保険金を組み入れているものを「認知症予防保険」、組み入れていないものを「保険組曲Best 既成緩和」と読むことにしています。

たとえば、

○認知症診断保険
○認知症治療保険
○終身生活介護年金保険
の組み合わせで加入すれば、認知症予防保険と言う名前で保険証券に記載されることになり、

○終身生活介護年金保険
○医療保険
○入院一時金保険
という組み合わせでは、保険組曲Best既成緩和という名前になります。

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

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そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
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