公的な介護保険と民間の介護保険の違い

三井住友あいおい生命 &LIFE新総合収入保障ワイドのデメリット メリット評価と保険金が支払われない場合の例

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三井住友あいおい生命 &LIFE新総合収入保障ワイド 生活介護年金

しくみ

収入保障保険(死亡保険のひとつ)に、特約として介護の保障を付加できます。
&LIFE新総合収入保障ワイドには、要介護状態になったときに毎月給付金を受け取れる特約(一括受け取りも可能)があります。

② 加入年齢
18歳~55歳(Web上での試算可能年齢)
③ 保険期間
60歳満了または65歳満了(Web上での試算可能年齢)
④ 給付要件
*収入保障年金
死亡したときに、遺族に収入保障年金が支払われます。
*高度障害年金
高度障害状態になったとき、高度障害年金が支払われます。
*生活障害年金
国民年金法における障害等級1級に認定されたとき、または保険会社所定の特定障害状態になったとき、生活障害年金が支払われます。
*生活介護年金
公的介護保険制度における要介護2以上に認定されたときに、生活介護年金が支払われます。65歳未満で要介護状態になったときは、保険会社所定の生活介護状態が180日以上継続したと診断されたときに生活介護年金が支払われます。
*就労不能障害年金
国民年金法における障害等級2級に認定されたときに就労不能障害年金が支払われます。ただし、精神障害における障害等級2級に認定された場合は年金の対象外です。また、所定の就労不能障害状態になったときも年金を受け取れます。

*メンタル就労不能障害一時金
国民年金法における、障害等級1級の第10号または障害等級2級の第16号の状態に認定されたとき、または所定のメンタル就労不能障害状態に認定されたとき、メンタル就労不能一時金(100万円、200万円または300万円)が支払われます。

*保険料払込免除
悪性新生物と診断されたとき、または心疾患、脳血管疾患により所定の状態になったとき、以後の保険料の払い込みが不要になります。

⑤ 保険料例
契約年齢:50歳、年金額:10万円/月、保険期間:60歳まで、保険料払込期間:60歳まで、新保険料払込免除特約:付加
男性:5,820円/月
女性:3,670円/月

メリット

ⅰ)介護だけでなく、死亡、障害、就労不能まで備えることができます。この保険は、死亡・高度障害の保障に、障害状態や介護状態などのオプションをつけるタイプの保険です。要介護状態になったときの生活費の負担を軽減するだけでなく、障害状態や就労不能状態にも備えられます。お子さんがまだ小さく、生活費や教育費もまだまだかかる世代の、働けなくなるリスクに備えた商品といえます。死亡保障が必ずついてくるので、死亡保障をあまり必要と感じていない人(独身の方やお子さんのいないご夫婦など)には、死亡保障がないタイプもあるので、販売窓口や担当者に聞いてみましょう。

ⅱ)介護状態になったら保険期間が終わるまで年金を受け取れます。この保険のようにオプションで介護保障を持つタイプの保険では、介護がメインの保険よりも、保障が薄めです。しかしこの保険は、生活介護年金に該当すると、毎月年金を受け取れ、また、保険料の払い込みも不要になり、さらに、生活介護年金は保険期間が終わるまでずっと受け取れることになります。
たとえば50歳で契約した人が53歳で要介護状態になった場合を計算してみます。保険期間60歳まで、年金額が10万円/月で設定されていたとすると、この方は53歳から60歳までの7年間、生活介護年金を受け取れることになります。受け取れる保険金の合計は、
10万円×12×7=840万円
です。
50代で要介護状態になった場合、公的介護保険制度での要介護認定を受けられない場合もあるので、年金を受け取ることで家計の収入減や住宅ローンの返済などに対応できるでしょう。

ⅲ)年金の受け取り方にバリエーションがあります。毎月決まった額の保険金を受け取れる保険はよくありますが、この保険は毎月受け取るタイプ、一括で受け取るタイプ、一定額を一括で受け取って残りは年金タイプというように、受け取り方を選ぶことができます。さらに、介護状態や障害状態で受け取る際も選ぶことができます。うけとった保険金(生活介護年金など)は、毎月の生活費にあてることもできますし、保険金で住宅ローンなどを返済して家計費を減らすようにしたり、施設への入居費用にあてたり、と、その時の状況で受け取り方を選べるので、いざという時にも安心です。

デメリット

ⅰ)掛け捨てなので貯蓄効果はありません。この保険は加入後いつ解約しても解約返戻金はありません生活介護年金の支払い条件に該当すれば、払い込んだ金額以上の保険金を毎月受け取れますが、何もなければなにも戻ってきません。掛け捨てタイプよりも運用効果、貯蓄効果のあるものがいいという方には不向きです。

ⅱ)60歳または65歳で保障が終わるので老後の介護の備えには不向きです。つまり、介護が心配になってくる年齢で保険がなくなるので、65歳以降の介護の備えは別途考えないといけません。たとえば、子育て費用、住宅ローンの支払いなどがあって、毎月保険料に大きな額を払うのが難しいと方は、この保険のように掛け捨てのタイプで備えるのがおすすめです。反対に、独身で子育て費用も掛からずお金にゆとりがある方は一生涯の介護保障を持つとともに、この保険のように就労不能状態にも備えられるものを持っておくと安心でしょう。

ⅲ)認知症に特化した特約はありません。この保険での生活介護年金を受け取れる条件は、公的介護保険での要介護2以上に認定されることです(65歳未満で要介護状態になった場合は、保険会社所定の要介護状態に該当したときです)。介護に備える保険の中には認知症にも対応しているものもありますが、この保険では認知症と診断されただけでは保険金を受け取ることはできません。認知症になり、かつ要介護状態という条件が必要です。認知症への備えを考えている方にはこの保険は不向きです。

保険金が支払われない場合

保険料は免除になるが保険金はもらえない、そんなケースがこの保険には出てきます。
というのも、保険料払込免除特約の条件と、保険金(収入保障年金、生活介護年金など)の支払いの条件が異なるからです。

保険料払込が免除になる条件は、
・ケガによる所定の身体障害状態
・保険金を受け取るような状態(死亡、高度障害、身体障害、要介護、就労不能)
・悪性新生物、心疾患、脳血管疾患による所定の状態
となっています。
しかし、保険金を受け取れる条件は、
・死亡
・高度障害
・身体障害状態
・要介護状態
・就労不能状態
があります。(つけている特約によります)

そのため、誤解されやすいのが、「がん(悪性新生物)になったら保険金をもらえる!」といったことです。この保険では、がんと診断されただけでは、保険料の払い込みがなくなるだけで、保険金支払いはまったくありません。
保険の支払い条件などについてはわかりにくいことが多く、誤解もしがちなので、どんなときに、いくら受け取れるかをしっかり確認しましょう。

参考:三井住友海上あいおい生命保険株式会社
https://www.msa-life.co.jp/
参考:三井住友海上あいおい生命保険株式会社「&LIFE新総合収入保障ワイド」
https://www.msa-life.co.jp/lineup/syunyu/

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親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
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実家じまいノート編集部

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