離れて暮らす老親の生活支援と介護

親がボケずに(認知症)元気で楽しく暮らしてもらう遊びなど7つの活動

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高齢者になると必ず認知症になります。あなたの親御さんもいつ認知症になるか、全くわかりません。何もしなければすぐにでも認知症になってしまうかもしれません。しかし、遊んで暮らしていたら認知症になることを遅らせたり、認知症にならないようにできるかもしれません。今回は親がボケずに(認知症)元気で楽しく暮らしてもらう遊びなど7つの活動をご紹介します。

指先を使って友達や家族と遊ぶ

 

「第2の脳」や「脳のアンテナ」と呼ばれている指先。指先を動かすことで脳が活性化され、認知症を予防します。裁縫、絵画、ミニチュアフィギュア、料理、ジグソーパズル、切り絵、アクセサリー作り、三味線、手芸、書道、盆栽など、指先を使う趣味はさまざまあります。

指先

これらさまざまな趣味に、友達を誘って遊んでくるよう親御さんにオススメするのです。何気なくパンフレットやチラシを、親御さんの部屋に置いておくのも良いかと思います。先にあなたが初めて、「手伝って欲しい。」「教えて欲しい。」などと言って、一緒に行うのも良いかと思います。

友達や家族とカラオケに行く

カラオケ

 

音楽もまた脳を活性化させ、認知症を予防します。懐かしい曲をきいた時になんらかの思い出がよみがえる。誰もが一度くらい経験したことがあるのではないでしょうか。音楽は、脳の中でも特に記憶を司る部分と結びつきの強いのです。

歌を歌うと、通常以上に呼吸をすることになるので、運動している時と同じような効果もあります。大きな声を出すので程よい興奮状態となり、やはり脳を活性化させます。あなたのお子さん(親御さんにとってはお孫さん)を上手に使って、ぜひカラオケに誘ってみてください。友人とのカラオケもおすすめし、その際は送迎などの協力を惜しまずしてあげましょう。

友達や家族とボランティア活動する

ボランティア

誰の役にも立てず、仲間や友人、家族などに迷惑ばかりをかけ続けていたら、あなたはどう感じますか。プライドが壊れ、自信をなくし、引きこもりたくなるのではないでしょうか。死にたくなる時もあるかもしれません。この状態になると認知症は急激に進行します。

高齢者になると心身状態が急激に衰えていきます。その急激な変化に対応できず、「できるはず、今まではできていた。」と失敗が増えてくるのです。あなたの親御さんは、もしかしたらこのような状態にあるかもしれません。または、近い将来このようになる可能性があります。

そこで、このような状態になってしまう前に時間があるときにはボランティアに誘いましょう。掃除、子供や要介護者との交流、通学路の安全確保活動など、さまざまなボランティア活動ができます。特に、要介護者との交流は自分の近い将来を見つめるに良い機会になります。ボランティアを継続する際は、親御さんの友人にバトンタッチするのも良いかと思います。

友達や家族とスポーツする

スポーツ

私たち人間は、酸素がなければ生きていけません。酸素が足りなくなって、まず影響を受けるのが脳です。それだけ脳は、酸素と密接な関係にあります。そして、2006年8月、米国心理学会(APA)で発表された米イリノイ大学の研究で、有酸素運動が脳機能の低下を防ぎ、認知症予防になることが明らかになりました。

有酸素運動ができるシニア向けスポーツといえば「ゲートボール」。そのほかにも卓球、ヨガ、ダンス、水泳、太極拳などもおすすめです。成人すればみんな運動不足。あなたに取ってもプラスですので、ぜひ親御さんを誘ってみてください。趣味同様、情報を集めて何気なくパンフレットやチラシを親御さんの部屋に置いといてもいいと思います。

お孫さんとゲームで遊ぶ

ゲーム

指先を動かすこと。音楽を聴くこと。人の役に立つ体験ができること。運動並みに脳を働かせることができるもの。この4つ全てを同時に満たせるものがあります。ゲームです。

アメリカ・カリフォルニア大学サンフランシスコ校の神経科学の研究チームが、「高齢者の脳にテレビゲームが与える影響」に関する論文を発表しました。60歳から85歳の高齢者に、4週間もの間車のレースゲームをやってもらうという実験です。その結果、たった4週間にもかかわらず脳が活性化され、認知症が回復されたのです。

あなたのお子さん(親御さんからみてお孫さん)に相談し、お子さんを巻き込んで、ぜひ家族みんなでテレビゲームを楽しんでください。お孫さんが誘えば断れません。家族のコミュニケーションも増えます。スマホゲームやパソコンゲームなど、インターネットを利用するゲームなら遠くにいても一緒にできます。楽しくてハマってしまう方もいるでしょうから、やりすぎには注意です。

犬や猫などのペットを飼う

ネコ

一緒に暮らす相手が増えるということは、悪い言い方をすればそれだけ手間が増えるということ。相手が人間でもペットでもそれは同じです。エサを用意して、トイレの掃除や散歩をしなければなりません。ときにはお話もするかと思います。

誰かに必要とされるという点でもペットはおすすめです。ペットがいれば、それだけ身体を動かし、お世話をしなければならない立場になるので、しっかりしなきゃと脳も活性化します。一緒に寝たり、一緒に食事をしたり、寂しくもありません。

老人クラブ・シニアサークル

 

最近は老人クラブやシニアサークルといった高齢者の活動が活発になっています。これらは、認知症予防にもなり、心身状態の悪化を防ぎ、居場所もできて仲間もできるという点でとてもたくさんのメリットがあります。

老人クラブの活動は多岐に渡ります。クラブの仲間と一緒に、運動、趣味、ボランティア、子供達との交流、環境整備などを行います。ここで紹介している認知症予防につながる活動のほとんど全てがここでできてしまうのです。

シニアサークルはサークルのイベントに参加する形になります。趣味のサークルやスポーツのサークル、食事会や飲み会、出会いのサークルまであります。老人クラブはみんなでいろいろやりますが、サークルは好きなサークルにだけ参加するといったことができます。

入会金や年会費などは基本的にありません。内容によって参加費用だけ発生します。親御さんがお住いの市役所のウェブサイトや『〇〇市 老人クラブ』などと検索すれば必要な情報を集めることができます。直接市役所や地域包括支援センターで聞いても教えてくれます。

いかがでしたか。今回は親がボケずに(認知症)元気で楽しく暮らしてもらう遊びなど7つの活動をご紹介しました。楽しく遊ぶだけで、いつまでも若く元気に認知症にならずにいてもらえます。難しいことは何もありません。家族も関係もとっても良くなるでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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