離れて暮らす老親の生活支援と介護

安全・快適・使い勝手も良い!浴槽に貼るだけ簡単滑り止めシート

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

浴槽はとても滑りやすいので座るときと立ち上がるときも危険

 高齢者の入浴で最も注意が向き、足腰に不安のある高齢者自身最も恐怖を表現する動作が浴槽をまたぐ動作です。怖い思いをしてやっとまたいだのもつかの間。今度は湯船に浸かるために座らなければなりません。

この座る動作がまた怖いのです。もともと浴槽が滑りやすいことも一つの理由ですが、お尻が湯船に浸かり出すと途端に浮遊感が増します。足の裏にかかる摩擦力が急激に減少しますので、滑って後ろに転がってしまいやすくなるのです。

入浴中も同じ。お尻や足が滑りやすいので余計に座位を保つことが難しく、手すりにつかまっていないと滑って沈んでいってしまいます。

座る動作、座位よりも怖いのが立ち上がりです。滑りやすく浮遊感があるために踏ん張ることがあまりできません。筋力の弱い高齢者にとって、浴槽内での立ち上がりは恐怖でしかありません。
足をプルプルさせて必死に立ち上がろうとしますが、浮遊感も手伝って足元が滑りやすく、安定してくれないので、介護者に爪を立てて掴まざるを得なくなってしまうのです。裸なので、介護者側も支えることが難しく、高齢者自身の腕力に頼らざるを得ない最も危険な瞬間です。

浴槽内に滑り止めシートがあると立ち上がりやすく座りやすい

 高齢者にとっての浴槽内への入浴は、浮遊感との相乗効果でとても滑りやすく危険で怖い行為です。ほっと一息できる、疲れる瞬間ではありません。怖くてハラハラするだけの行為です。

私たちと同じように、若かりし頃のように、できる限りほっと一息できる瞬間にするためには、高齢者の心身状態に合わせて浴室を変えなければなりません。

浴室を安全で怖くないものに変えることのできるアイテムの一つが滑り止めシートです。滑り止めシートの特徴は、表面に特殊な加工を施すことで水に濡れても滑りづらいものとなっている点。とても薄くて足を引っ掛ける心配がない点。貼り付けるので使用中にずれる心配がない点にあります。

クッション性の高い製品もありますし、自由に切って使う場所に合わせて形を変えることができるところも魅力です。

滑り止めシートがあると、またぐとき、座るとき、入浴中の材を保つとき、立ち上がるとき、全ての動作がより安定しますので、安全性が増します。

浴槽内での立ち上がり介助のコツ

手すりがあれば手すりを掴んでもらう

 浴槽が設置される壁に手すりが用意されているのであれば、手すりを掴んでもらいましょう。左右どちらかの手すりではなく、できれば真正面にある手すりが理想です。真正面の手すりを掴むと、頭が前のめりになるので、重心が前の方に移動して立ち上がりやすくなります。

肩幅くらいに足を開いてもらう

 立ち上がりをより安定させるために肩幅くらいに足を開いてもらいます。

ふくらはぎと太ももをできる限り近づけるまたはくっつける

 肩幅くらいに足を開いた状態で、ふくらはぎと太ももをできる限り近づけます。くっつけることができるのであれば、ぴったり太ももにまで引き寄せます。片脚を伸ばした状態の方が安定するのであれば、そのようにします。

足が浮いてしまう場合は足が浮かないように足の甲を押さえる

 足が浮かないよう、高齢者の足の甲をあなたの足の裏でしっかり滑り止めシートに押さえましょう。こうすることで滑ることとを防ぎ、立ち上がりやすくすることができます。

お尻をあげる介助する

 お尻の下、または腰のあたりを支えます。上に持ち上げるというよりも、斜め上に軽く押すような感じです。お尻の辺りに触れることになるので、一声かけてから介助しましょう。この際湯船に頭や顔が浸かってしまったり、前のめりに転ばないように気をつけます。

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

相続した実家が空き家⇛ 築40年超えの古家でも高く売る方法

親の介護費用が払えない!? 親が認知症になってからでは遅い

築47年の一戸建てを相続したが住まない長男が実家を売却【母親が介護施設に入所】

  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

-離れて暮らす老親の生活支援と介護