離れて暮らす老親の生活支援と介護

病気を防いで 自信につなげ やる気にさせる!清潔を保つ目的と重要性

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

髪が乱れていたり、ヒゲが伸びていたり、目やにがついていたり、不満を言われないからと放っておいてはいけません。不満を言わないのはそれだけ意欲を失ってしまった証拠。身だしなみを整えたり、清潔を保つことは意識を高めることにつながります。自信を与える結果にもなりますし病気を防ぐ行為でもあります。今回は病気を防いで 自信につなげ やる気にさせる、清潔を保つ目的と重要性についてご紹介します。

清潔を保つことの重要性

高齢者と呼ばれる年代になると自然と入浴回数が減ります。外出しなければならない理由が減少し、体力もなくなってきているので入浴することが面倒になってくるのです。筋力の低下も重なってくると入浴そのものが怖くなってきます。一度でも転んでしまえばトラウマのように恐怖で心が支配されてしまいます。

要介護状態になるとさらに入浴回数が減少します。外出することがさらに減り活動範囲が急激に狭くなります。入浴の回数は減るものの自分でできるうちは顔を洗ったり、髪をとかしたり、爪を切ったりなどの整容は続けます。

長い間入浴しなかったり顔を洗わないでいると気持ち悪いので整容を続けるのです。外出するからという前向きな理由というよりは仕方なくといった消極的な理由で整容を続けます。

しかし自分自身で清潔を保てなくなってくるとその気持ちの悪さを自由に解消することができなくなってくるのでストレスがたまります。始めのうちは仕方なく介護者にお願いするのですが、忙しそうにしている介護者にお願いすることに気が引けます。

様子を見つつお願いするのですが、その間不快な状態を我慢しなければなりません。介護者も人間ですし常に快く引き受けてくれるわけではありません。また場合によっては後でと言われ、そのまま忘れられてしまうこともあります。

しぶしぶ介護者に整容のお願いをすることそのものもストレスです。介護者の反応と重なってお願いすることが減少します。そうして毎日毎日不快な状態が続くと何もかもに諦め、感じることすら拒否するようになりますので、身だしなみを整えようだなんて気持ちには全く至らなくなるのです。

初めは会話することや人と触れ合うことを嫌がる程度ですが、そのうち興味そのものを失うので拒否することすらしなくなります。自分で自分を大切にすることができなくなり生きる意欲を失っていくのです。

要介護者・高齢者・親御さんの当たり前ではなく自分に置き換えて考える

清潔を保とうとしたりおしゃれをしたりすることと、外出の頻度は比例すると考えています。例えば私の場合、入浴してからでないと外出したくありません。程度の差はありますがそのような気持ちに年齢は関係ありません。

清潔な状態の方が気持ちが外に向きやすいですしおしゃれをすれば外出したくもなります。外出をしたがらなかった女性に「洋服を買って、帰りに甘いものでも食べに行きませんか」というと、急に元気に整容やおしゃれをしてくれた方もいらっしゃいました。やはり年齢は関係なく女性はいつまでも女性です。

身体を清潔にする目的

生理的な目的

  • 皮膚に付着した老廃物や不要物を取り除いて皮膚の働き(新陳代謝・血液循環)を高める
  • 細菌感染を防止する
  • お肌の異常の早期発見
  • 筋肉の萎縮を防ぐ

社会的な目的

  • 幸福と自己実現を図る
  • 社会的評価(承認欲求)を高める
  • 人間関係の円滑化

精神的な目的

  • 心地よい状態を保つ
  • 意欲の向上

皮膚の役割はとても重要

皮膚の役割はとても重要です。お肌の清潔を保つことで以下のような皮膚の働きを活性化させることができます。逆に、不衛生にしているとお肌本来の働きを阻害することになりますので様々な病気発生リスクを上昇させることになります。

  • 外部の情報をキャッチして脳に伝える
  • 細菌などの侵入を防ぐ
  • 体温調節をする
  • 汗や皮脂を分泌する
  • 水分を失うことや侵入を防ぐ
  • 余分な物質を排泄し、薬などの吸収をする
  • 日光を浴びるてビタミンDを合成し骨の形成に関わるなど

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

相続した実家が空き家⇛ 築40年超えの古家でも高く売る方法

親の介護費用が払えない!? 親が認知症になってからでは遅い

築47年の一戸建てを相続したが住まない長男が実家を売却【母親が介護施設に入所】

  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

-離れて暮らす老親の生活支援と介護