離れて暮らす老親の生活支援と介護

心身からのSOS!排尿障害や異常から受診 救急対応を見分ける6つの症状

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生命維持の根幹を支える排尿機能。重要な機能だからこそ、排尿障害や排尿異常にて、受診や救急対応の状態を判別することが可能です。また、人としての尊厳にも大きく関わり、心因性を理由とする障害や異常もあります。接し方にも細心の注意が必要です。

今回は、排尿障害や異常から受診 救急対応を見分ける6つの症状をご紹介します。

失禁は受診

失禁とは、排尿機能の調節ができなくなり、尿をしようと思わないときに尿が出てしまう状態をいいます。はじめのうちは、回数も量も少ないのですが、徐々に回数や量が増加していきます。

そのため、屋内または室内においては、尿の匂いのすることが徐々に増加。比較的家族が気がつきやすい排尿障害といえますが、普段仕事で家に帰るのが遅い家族や、訪問客の方がより気がつきやすいです。

ただし、気がついたからといって安易にそれを指摘してはいけません。失禁を指摘されて喜ぶ人はまずいません。わざと失禁しているわけでもないのです。誰もがいつか衰え、同じように失禁をするようになるのですが、人の尊厳に関わること。接し方を間違うと後悔することになります。

失禁は、様々な原因があり腹圧性尿失禁、溢流性尿失禁、切迫性尿失禁、機能性尿失禁などに分類され、原因が異なります。お医者さんに相談しましょう。人間誰もが平等に、失禁してきた過去を持ち、いつかまた失禁します。あなたやあなたの親御さんだけではありません。

頻尿も受診

頻尿とは、通常より排尿の回数が多い状態をいいます。一般的には、正常な状態での排尿回数は昼間4〜6回、夜間1回と言われています。頻尿になると、一般的に昼間8回以上、夜間2回以上といわれます。

しかし個人差が大きく、その日の水分摂取量にも関係しますので、一概に◯回以上が頻尿だということができません。一般的に昼間8回以上ですが、普段、昼間約6回の排尿をしている人であれば7回以上からが頻尿とも言えるのです。

ストレスが原因で頻尿になることもありますので、本人が頻尿だと感じれば頻尿です。頻尿の原因も様々で、過活動膀胱、膀胱粘膜刺激、残尿、多尿、尿路感染、腫瘍、心因性、糖尿病なども関連します。失禁と同様、病気の場合には治療が必要になりますので受診が必要です。

受診を予定する何日か前より、時間別排尿回数記録をつけておくと、診察する先生の助けになります。以下に、簡単な排泄記録表を用意しておきました。ダウンロードしてぜひ活用してください。

排尿表
ダウンロード

排尿困難は早期受診

排尿困難とは、尿意があるにもかかわらず、尿が出にくい状態をいいます。具体的には、排尿が始まるまでに時間がかかる、排尿そのものに時間がかかる、下腹部を押した場合にだけしっかり出るなどの症状です。

尿が出にくい理由は、尿道の曲がりが強くなっている、尿道が狭くなっている、膀胱の筋力低下または腹圧をかけてもうまく作用しない状態などが考えられます。

上記のような尿道や膀胱の異常を引き起こす病気には、子宮筋腫や前立腺肥大症、前立腺がんなど大きな病気も可能性としてあげられます。

様々な病気、それも大きな病気の可能性も捨て切れませんので、迷わず早めの受診をお勧めします。放置しておくと、最悪以下に記載する閉尿の症状にまで至る可能性があります。

尿閉は救急対応も視野に

尿閉とは、尿意があるにもかかわらず、尿が出ない状態をいいます。排尿困難が出にくいだけなのに対し、尿閉はほとんど尿を排泄できません。全く排尿できない状態を完全尿閉、少しだけ排尿できるなら不全尿閉といいます。

やはり原因は様々で、神経の問題、尿道が塞がれている状態、薬剤、心因性の問題等が考えられ、それぞれ原因の元になる病気がたくさん考えられます。

尿閉は、排尿困難に比べて切迫している状態です。どのくらい膀胱に尿が溜まってしまっているのか、見ることができないことも不安です。出ない時間が長くなればなるほどに、痛みが増し、動けないほどに痛む場合もあります。最悪、膀胱が破裂して死亡してしまうこともあるのです。

早期の受診が必要ですし、痛みが強く動けないほどでしたら救急車を呼びましょう。閉尿の原因となる病気は、脳卒中、糖尿病、前立腺肥大症、尿道結石、尿道腫瘍、膀胱腫瘍、陰茎がんなど、大きな病気の可能性もあり得ますので、迅速に対応しましょう。

乏尿・無尿は早期受診

正常な状態における1日の排尿量は1,000ml〜1,500ml、回数は昼間4〜6回、夜間1回と言われています。正常な状態に対して、無尿の場合1日なんと100ml以下、乏尿(ぼうにょう)は400ml以下です。

尿が出ないという点においては尿閉と症状は同じですが、中身が全く違います。尿閉の場合、膀胱に尿が溜まっている状態にありますが、乏尿・無尿の場合、元になる尿が膀胱に溜まっていないから尿が少ない状態にあります。

そのため乏尿・無尿の場合、尿意はありませんし、膀胱破裂などの心配もありません。原因は、脱水や心不全、血が足りなくなっていることなどを理由とする腎不全、腎臓そのものの病気、尿路や膀胱に結石、腫瘍、炎症を理由とする腎不全が考えられます。

尿がほとんど作られない、乏尿・無尿の症状を引き起こすほどの腎不全はかなり異常です。死亡リスクがとても高いので、早期に受診しましょう。しかし、尿閉に比べ、尿意を感じないので気がつきにくいところに注意です。

色や匂いが違う、浮遊物があるなら早期受診

正常な状態の尿の色は、薄い黄色、小麦色と呼ばれるような色をしています。濁っていませんし、浮遊物もなく、ほとんど匂いも感じられません。

健康状態に問題がある場合の尿の色は様々で、無色、茶色、赤色、黒色、濃い黄色などがあります。匂いが強かったり、感じたことのない匂いを感じる場合もあります。沈殿していたり、浮遊物があったり、尿に泡立ったまま消えないこともあります。

尿の色によっては、緊急度の高い病気の恐れもありますので、早期の受診をお勧めします。

いかがでしたか。今回は、排尿障害や異常から受診 救急対応を見分ける6つの症状をご紹介しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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