日本一の航空会社『ANA(全日本空輸)』の65歳以上のシルバー・シニア向けサービスをまとめてみました。
割引サービスや車椅子のレンタル・お預け、機内用車椅子、機内用車椅子で利用できるトイレ、杖や電動カートサービス、肘掛けの上がる座席・トイレに近い座席の希望、階段などの移動サポートなど。
※2018年7月8日現在の情報です。
Contents
- 1 ANA(全日本空輸)とは
- 2 6年連続 実質最高評価
- 3 高齢者向けのサポートまとめ
- 4 食事・トイレの介助が必要場合には付き添いのかたの同伴が必須
ANA(全日本空輸)とは
日本の航空会社『ANA(全日本空輸)』。名実ともに日本一の航空会社です。関連会社には、「ANAウイングス」「エアージャパン」「バニラ・エア」「ピーチ・アビエーション」などがあります。
6年連続 実質最高評価
空港から機内サービス 800を超えるカテゴリーを評価して、“5つ星レベル“のサービスを体感できる航空会社にだけ、「5スター」に認定するSKYTRAX社のワールド・エアライン・スター・レーティング。
『ANA(全日本空輸)』は、日本で唯一、6年連続「5スター」に認定された航空会社になります。世界トップレベルのサービスを提供し続けている航空会社なので安心・快適。
高齢者向けのサポートまとめ
スマートシニア空割
スマートシニア空割の運賃が8,000円~22,000円に
『ANA(全日本空輸)』の国内片道運賃は、11,500円〜54,300円です。料金は、通常時のピーク時とで異なりますし、路線によっても大きく違います。
通常時・ピーク時、路線も合わせて、最も安い運賃が11,500円で、最も高額な運賃が54,300円になります。
ちなみに、最も安い運賃11,500円は、通常時の長崎から壱岐。最も高額な運賃54,300円は、ピーク時の大阪から釧路になります。
「スマートシニア空割(そらわり)」の国内片道運賃は、8,000円〜22,000円になります。通常、長崎から壱岐11,500円が8,000円、ピーク時、大阪から釧路54,300円が22,000円ですからとってもお得。
- ※2018年3月25日~2018年10月27日搭乗分
- ※通常 4月1日~6月30日、9月1日~10月27日
- ※ピーク 3月25日~3月31日、7月1日~8月31日
スマートシニア空割の利用条件
- 満65歳以上の方
- 搭乗当日に空席がある場合
- ANAマイレージクラブカードまたはANAカード会員
「スマートシニア空割」は、運賃がとても安くなるサービス。それなりの条件を満たす必要があります。
「スマートシニア空割」は、上に箇条書きにした通り、3つの条件全て満たしている方だけが利用することが可能です。
スマートシニア空割専用の宿泊プランを利用できる
「@ホテル」は、インターネットによる宿泊予約サービスです。「@ホテル」では、「スマートシニア空割」を利用する方が予約することのできる専用プランが用意されています。宿泊料まで安く利用できるので、さらにお得。
出発時に必要なお手伝いを聞いてくれる
出発する際に、搭乗口までの案内や、到着時の出迎えなど、必要なお手伝いをあらかじめ聞いて、必要なお手伝いをしてくれます。
空港でも機内でも車椅子を借りることができる
『ANA(全日本空輸)』では、車椅子の貸し出しサービスも用意されています。しかも、出発時から機内、機内から到着時まで、空港を出るまでの間中利用可能。
車椅子の種類もあるようで、リクライニング可能な車いすや、車いすのまま昇降できる車なども、一部の空港に用意されているとのこと。
また、機内専用の車椅子が魅力的です。機内は決して広くありませんし、通常の車椅子の形状では、むしろ移動することが困難になるでしょう。
しかし『ANA(全日本空輸)』では、一般では一切見かけることのない、ANAオリジナルの機内用車いすが用意されているのです。
しかもこの車椅子、お客様の声をうけ、利用しやすいように改良したばかりと、2018年7月6日、公式サイトにて公表されたものです。
タイヤは前後ろ共に、ショッピングカートのような小さな形状。小回りが利き、手すり部分が稼働するので、車椅子から席に移譲する際に邪魔をしません。
ご自身の車椅子に関しては、チェックイン時にカウンターで受託手荷物として『ANA(全日本空輸)』に預けることになります。
ただし、折りたたみできない車椅子に関しては、一部の小型機では搭載できない場合があるようなので、あらかじめ確認しておきましょう。
機内用車椅子で利用できるトイレもある
『ANA(全日本空輸)』の航空機内には、ANAオリジナルの機内用車いすで利用することのできる、トイレも用意されているので安心です。
杖や松葉付の持ち込みができる
杖や松葉付を持ち込むことができます。ただし松葉付だけは、客室乗務員に預けなければなりません。
電動カートサービスを利用できる
歩行に不安のある方には、「電動カート」サービスまで用意されています(羽田第2旅客ターミナル限定)。
肘掛けの上がる座席・トイレに近い座席の希望
車椅子からの乗り降りがスムーズに行えるよう、肘掛けの上がる座席やトイレに近い座席を希望することができます。
階段や機内移動の手伝い
階段の昇り降りや機内での移動の際には、『ANA(全日本空輸)』の職員がお手伝いをしてくれます。
座位を保つことが困難な方向けに上体固定用補助具の貸し出し
座位を保つことが困難な方の場合、「上体固定用補助具」を借りることができます。ただし、国内線で出発の48時間前まで、国際線で出発の96時間前までに申し込みをしなければならないので注意が必要です。
先に搭乗の案内をしてくれる
手伝いが必要になる高齢者の場合、搭乗口係員にお知らせすることで、先に搭乗の案内をしてくれるサービスを利用することができます。
機内での手荷物収納サービス
足腰に不安があっても、気軽に客室乗務員にお願いすれば、機内での手荷物を代わりに収納してくれます。
食事・トイレの介助が必要場合には付き添いのかたの同伴が必須
ここまでご紹介してきた通り、『ANA(全日本空輸)』は、65歳以上の高齢者の方でも利用しやすいよう、かなり力を入れて、サービスを充実させていることがわかります。
他業種や他の航空会社と比較しても、そのサービスの充実度は圧倒的。ただし、介護が必要な方全てに必要なサービスが用意されているわけではありません。
具体的には、食事やトイレの介助サービスまでは提供していません。ここまで高齢者向けのサービスが充実していると、なんだか介護までしてくれそうだと感じますが、介護サービスは別になります。
そのため、食事やトイレの介助が必要な方が登場する場合には、付き添いのかたの同伴が必須です。『ANA(全日本空輸)』のサービスは、移動をスムーズにするためのサービスに限定されています。