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坂道・斜面でアシスト!ロボット歩行器(手押し車)『RT.2』とは

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歩行器(手押し車/シルバーカー)『RT.2』とは

ロボット歩行器(手押し車)『RT.2』

ロボットアシストウォーカーRT-2シャンパンゴールド

 高齢者がよく利用している歩行器、イメージできるでしょうか。手押し車とかシルバーカーとも呼ばれます。

足腰が弱くなってきたり、少し歩いただけで疲れや痛みを感じる高齢者の歩行を手助けしてくれる福祉用具の一つです。

介護保険のレンタル対象種目でもありますので、1〜2割でレンタルすることもできます。

『RT.2』も、歩行器(手押し車/シルバーカー)の一つですが、通常の歩行器とは少し異なり、ロボットでもあります。

開発と販売を行うのは、人と社会に寄り添う、生活支援ロボットを提供する「RT.ワークス株式会社」です。

上り坂で電動アシスト

 通常のシルバーカーの場合、上り坂では、そのシルバーカーを押していかなければなりません。ある程度筋力が残っている方であれば、むしろその方が介護予防になって良いのですが、衰えてしまっている方の場合はそうとは言い切れません。

坂道の途中で身動きが取れなくなってしまったのでは大変ですし、不安です。そのような経験を一度でもしてしまうと、恐怖で外出することが嫌になってしまうかもしれません。

 『RT.2』の場合、上り坂では、自動的にパワーアシストが働くので、本人が力で押していかなくても、スイスイ坂道を登っていくことができます。

下り坂で減速する

 通常のシルバーカーの場合、上り坂より下り坂の方が危険かもしれません。上り坂では、ゆっくりであっても、自分のペースで登っていくことができます。

しかし下り坂の場合、急であればあるほどに危険度が増します。シルバーカーと重力に引っ張られるように下っていくことになるので、足腰に不安のある方の場合、膝を痛めやすかったり、踏ん張りがきかなかったりします。

 『RT.2』の場合、下り坂では、自動的にブレーキをしてくれるので、ゆっくり降っていくことができます。

坂道で手を離しても自動で止まる

 通常のシルバーカーの場合、もし坂道で手を離してしまったら、そのまま転がっていってしまいます。他の歩行者にも危険ですし、手を離してしまった本人も危険です。

 『RT.2』の場合、グリップにセンサーが搭載されているので、手を離すと自動でブレーキをかけ止まってくれます。

傾斜でもハンドルを取られない

 通常のシルバーカーの場合、傾斜を歩行中は、歩行が安定せず、傾いている方向に流れていってしまいがちです。

 『RT.2』の場合、片流れを防止する機能が搭載されているので、傾斜であってもまっすぐ安定した歩行が可能となります。

速度を検知するとブレーキして転倒を防止する

 通常のシルバーカーの場合、利用する方が石につまずいて転倒してしまうと、そのまま勢いよくシルバーカーを突き飛ばすように転倒します。自分自身も怪我をして、周りの歩行者にも危険。

 『RT.2』の場合、速度を検知すると自動でストップします。そのため、石につまずいて勢いよく『RT.2』を押してしまうことになっても、ブレーキをかけて支えてくれます。転倒を防止するだけでなく、周りの歩行者への危険も防いでくれるのです。

疲れたら座ることができる

 国土交通省の『高齢者の生活・外出特性について』によると、75歳以上の38%が無理なく休まずに歩ける距離は500mです。

そのため、500m以内に休憩できるベンチを用意しない限り、500m以上の歩行距離を安心して外出することができないのです。

 しかし『RT.2』であれば、『RT.2』を椅子にして座ることができます。休憩しながら歩行することができますので、500m以上の距離であっても、比較的安心して外出することができます。

斜面や歩行距離を音声で教えてくれる

 『RT.2』は、斜面や歩行距離を、音声にて教えてくれます。

折りたたみできて軽い

 『RT.2』にはロボットが搭載されていますが、ワンタッチで折りたたむこともできますし、重さも9kgと比較的軽めです。折りたたみした時の幅は26cm。

通常のシルバーカーでは、コンパクトで軽量なものは4kg程度とかなり軽いですが、立派なものだと7kgを超えます。通常のシルバーカーと、そこまで大きな差がないところも魅力の一つと言えます。

車のトランクに無理なく積んで、運んでいけますので、車移動の際にも安心です。

買い物かごを乗せることができる

 『RT.2』のグリップとグリップの間に、買い物かごを乗せることができます。安心・安全に買い物をすることができるのも大きな魅力。

連続4時間駆動するバッテリー

 『RT.2』のバッテリーは、連続最大4時間駆動します。足腰に不安を感じるようになった状態で、4時間以上歩くことはあまり考えられませんから、十分な大きさのバッテリーといえます。

介護保険で毎月約1,000円以下でレンタル可能

 『RT.2』は、ロボットが搭載されたシルバーカーですので、希望商売価格は118,000円(税込129,800円)(2018年5月30日現在、Amazonで税込約95,000円)です。ロボットが搭載されていない、普通のシルバーカーでも、20,000〜50,000円くらいしますので、決して高額だとはいえません。

とはいえ、購入するとなると、ハードルが高い金額であることに変わりはありません。しかし『RT.2』は、介護保険制度の「福祉用具貸与」に対象製品です。そのため、要介護認定を受けている方であれば、ケアマネに相談して、レンタル金額の1割〜2割でレンタル可能です。

さまざまな「福祉用具貸与」会社がありますが、おおよそ6,000〜10,000円でレンタルすることができるようです。1割の方であれば毎月600〜1,000円。2割負担の方であれば、1,200〜2,000円でレンタルできます。

専門的意見からケアマネに反対されることもある

 『RT.2』はとても安全で安心なロボットですが、万能なわけではありません。誰にとっても、どんな人にも、便利に使うことができるとは限らないということです。

同じシルバーカーを使っている方でも、比較的足腰が安定していて、それなりに筋力がある方でしたら、『RT.2』を使うには少し早いかもしれません。

アシストされることで、逆に介護予防から遠ざけてしまう可能性があるからです。そのような専門的判断もありますので、ケアマネの意見はとても重要です。

ロボットアシストウォーカーRT-2シャンパンゴールド

公式サイト https://www.rtworks.co.jp/

名称 RT.2(アールティーツー) 型番 RT2-01RD(レッド) / RT2-01CG(シャンパンゴールド)

サイズ 幅55 × 奥行き74 × 高さ72.5〜85cm(折りたたみ時 幅26cm) ハ

ンドルの高さ調節 6段階(72.5 / 75 / 77.5 / 80 / 82.5 / 85cm)

重量 9kg アシスト・ブレーキ・速度 強弱 4段階

電源 リチウムイオンバッテリー(専用充電器付属)

動作時間 連続動作 4時間(※上り / 平坦 / 下りの標準歩行パターンにて歩行時)

充電時間 約 3時間 実用登坂性能 縦断勾配 12%(傾斜 7度) / 横断勾配 5%(傾斜 3度)

積載重量 最大 5Kg 使用者体重 最大 100Kg

TAISコード 01560-000003 介護保険福祉用具貸与対象 防水機能 防雨型(IPX3規格準拠)

クレジット © RT.WORKS co.,ltd. 公式サイトの情報を基に記述しています。

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実家終いノート編集部
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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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