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スロープ/多機能トイレ/車椅子貸出 バリアフリー配慮『箱根登山鉄道』

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『箱根登山鉄道』の各駅は、おおよそ半分の駅でバリアフリーの対応がなされています。そのため、足腰に不安のある方はもちろん、車椅子の方でも比較的利用しやすい鉄道です。

春・夏・秋・冬、四季の彩りを感じることのできる風流ある電車『箱根登山鉄道』。移動手段としてはもちろんですが、箱根に足を運んだからには外せない観光名所の一つになります。

箱根登山鉄道

今回は、高齢者や車椅子であっても『箱根登山鉄道』のバリアフリー配慮を活かした乗車の仕方をご紹介します。

「箱根登山鉄道」各駅バリアフリー対応表

多機能トイレ:多機能トイレ 車椅子スロープ:車椅子スロープ 車椅子貸出:車椅子貸出 エレベーター:エレベーター エスカレーター:エスカレーター AED:AED

駅名称 階数 多機能トイレ 車椅子スロープ 車椅子貸出 エレベーター エスカレーター AED
小田原 3F
箱根板橋 1F × × × × ×
風祭 1F × × × ×
入生田 1F × × × ×
箱根湯本 2F
塔ノ沢 1F × × × × × ×
大平台 1F × × × × ×
宮ノ下 1F × × × × × ×
小涌谷 1F × × × × × ×
彫刻の森 1F × × × × × ×
強羅 1F × × ×

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歩行ができる高齢者でも気をつけたい「塔ノ沢駅」と「宮ノ下駅」

「塔ノ沢駅」の階段には、手すりはあるけど急で長い

「塔ノ沢駅」の階段には手すりがあります。しかし改札と反対側のホームからは、階段を登って線路を渡り、また階段を降りなければなりません。しかも少し急です。そのため車椅子を利用されている方はもちろん、足腰に不安のある方でも避けた方が無難な駅の一つです。

「宮ノ下駅」の階段は数段ですが、改札を出ると長く急な坂なのでタクシー利用を

「宮ノ下駅」には、車椅子スロープがありません。手すり付きで数段程度の階段があります。そのため足腰に不安がある方であっても、ちょっと気をつければ問題なく利用することのできる駅です。車椅子の方でも数段なので駅のスタッフさんにも助けてもらってどうにかなるでしょう。

以上のように「宮ノ下駅」そのものは大きな問題がないのですが、改札口を出てからが問題です。箱根は山々が綺麗な観光名所。「宮ノ下駅」の目の前は結構長めの急な坂になっているのです。

もし「宮ノ下駅」が最寄りのホテル・旅館をご利用でしたら送迎をお願いすることをお勧めします。車椅子をご利用の場合、ホテル側にその旨伝えておくと車椅子ごと乗ることのできる送迎車で迎えに来てくれます。ホテルへのチェックインを目的としていない場合はタクシーのご利用をお勧めします。

車椅子利用の方は、あらかじめスタッフさんに確認してから降りたい「小涌谷駅」「彫刻の森駅」「宮ノ下駅」「塔ノ沢駅」

「小涌谷駅」と「彫刻の森駅」には車椅子スロープがありません。階段は数段で手すりもありますから足腰に不安のある方でも注意すれば問題なく利用することができます。

車椅子利用の方だけは、乗車駅のスタッフさんなどにあらかじめ「小涌谷駅」または「彫刻の森駅」で降りたい旨を伝えておくと安心です。数人で車椅子ごと持ち上げて安全に階段から降りる介助をしてくれます。先にご紹介した「宮ノ下駅」「塔ノ沢駅」をご利用の際も同様です。

車椅子利用の方は「小田原」「風祭」「入生田」「箱根湯本」の『多機能トイレ』を

「箱根登山鉄道」の各駅で『多機能トイレ』が設置されている駅は「小田原駅」「風祭駅」「入生田駅」「箱根湯本駅」の4つだけ。標高の低い駅にだけ固まって『多機能トイレ』が設置されています。

そのためできれば念のため、車椅子の方は『多機能トイレ』にてトイレを済ませてから「箱根登山鉄道」に乗車したいところです。

乗車中にトイレに行きたくなった場合、下車にオススメな駅

普通のトイレは全ての駅に設置されています。そのため歩行ができる方でしたら安心。ただし、どこの駅も基本的に片側のホームにだけトイレが設置されております。反対側にトイレがある場合、移動が大変ですのであらかじめ確認しておく方が無難です。

「強羅行」に乗っているとき、トイレに行きたくなったら「箱根湯本」「塔ノ沢」「宮ノ下」「小涌谷」「彫刻の森」のいずれかで下車

「強羅行」乗り場からの方がトイレを使いやすい駅は「箱根湯本」「塔ノ沢駅」「宮ノ下駅」「小涌谷駅」「彫刻の森駅」の5つの駅です。「箱根湯本駅」だけはどちらのホームからでもトイレ利用が容易です。

「小田原行」「箱根湯本行」に乗っているとき、トイレに行きたくなったら「箱根湯本」「風祭」「入生田」「入生田」「強羅」のいずれかで下車

「小田原行」「箱根湯本行」乗り場からの方がトイレを使いやすい駅は「箱根湯本」「風祭駅」「入生田駅」「入生田駅」「強羅駅」の5つの駅。

電車からは遠く改札口付近にトイレがある駅は「小田原」と「箱根板橋」

電車からは遠く改札口付近にトイレがある駅は「小田原駅」と「箱根板橋駅」の2つです。改札口からは近くて利用しやすいのですが、電車に乗車中トイレに降りるときにはオススメできない駅です。

「箱根登山鉄道」各駅の待合室・コインロッカー・タクシー乗場・バス乗場

駅名称 待合室 コインロッカー タクシー バス
小田原
箱根板橋
風祭 × × ×
入生田 × × ×
箱根湯本 ×
塔ノ沢 × × × ×
大平台 × × × ×
宮ノ下 × × ×
小涌谷 × ×
彫刻の森 × × ×
強羅 × ×

高齢者との旅にあると安心する待合室

待合室での休憩とホームにある椅子での休憩、どちらが安心できますか? 例えばですが、駅の中でちょっと何かを調べてきたいとき、駅員さんに聞きたいことがあるとき、お弁当やちょっとした物を買いたいとき、一時的に単独行動することありませんか。

そんなときにあると安心なのが待合室。特に高齢者との旅ではマメな休憩が必要ですし、家族の中で比較的若い人の一時的な単独行動が必要になることが多いはずです。待合室であれば他の家族に親御さんの見守りをお願いしての単独行動が安心してできます。

待合室がなく仕方なくホームの椅子などに座って待ってもらう場合、自分のトイレですら落ち着いてできないこともあるでしょう。不安なので視界から外れた途端に気になってしまうのです。「箱根登山鉄道」の各駅で待合室が用意されている駅は比較的大きめな駅だけ。

待合室のない駅は比較的小さな駅です。そのため駅の中で多少単独行動をしても目に見える範囲です。その点は安心できるでしょう。ただし何があるかわからないような親御さんがいる場合は、必ず一人、見守りする人を残して単独行動しましょう。

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駅に戻る予定があるなら賢く活用したいコインロッカー

最寄りの駅周辺にあるお目当の観光スポット。十分に堪能したあと再度駅に戻る予定でしたら、不必要な荷物はコインロッカーにしまってからお目当の観光スポットに行くことをお勧めします。

駅によって多少異なりますが、300円、400円、600円のコインロッカーがあります。そこにできるかぎりの荷物を詰め込み、リュックサック一つ、両手を開けてお目当の観光スポットに挑むのです。両手が空いていればもし親御さんに何かあってもすぐに手助けしてあげられます。

またお土産を選んだりするときにも荷物が邪魔しません。帰りにはお土産で手がふさがるかもしれませんが介護者の両手は常に開けておくことが基本です。他の家族に荷物をあづけ、いつでも親御さんをサポートできるようにしましょう。

いかがでしたか。今回は高齢者や車椅子であっても『箱根登山鉄道』のバリアフリー配慮を活かした乗車の仕方をご紹介しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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