親の年金と介護費用とお金の悩み

介護や高齢者に関する悩みや問題の『相談窓口』まとめ

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

 介護が必要になった時、介護保険サービスを利用するとき、認知症や病気について悩んだ時、詐欺や悪徳事業者の被害にあった時。

介護に関係する悩み、高齢者ならではの問題は、決して少なくありません。そんな時、どこに相談すれば良いかわからないという方に、介護や高齢者に関する悩みや問題を相談することのできる『相談窓口』をまとめてみました。

総合的な介護・高齢者関連の相談窓口

各市町村

 各市町村の福祉や介護関連の部署にて、総合的な相談に乗ってくれます。また、地域包括支援センターに関する相談なども受けてくれます。

居宅介護支援事業所(ケアマネージャー所属)

 居宅介護支援事業所とは、介護を必要とされる方が、自宅で適切な介護保険サービス利用でがきるように調整を行ってくれる、介護保険サービスの一つです。

具体的には、所属するケアマネジャーにケアプランを作成してもらったり、サービスを提供する介護保険サービス事業所等との連絡・調整を行なってもらうことができます。

介護保険サービスの入り口となるサービスで、要介護認定を受けた要介護1~5の方が対象です。要介護認定を受けていない方、もしくは要支援1〜2の方は地域包括支援センターが相談場所になります。

詳しくは『介護保険サービスの玄関!ケアプラン作成「居宅介護支援事業所」とは』をチェック

地域包括支援センター

 市内に複数ある地域包括支援センターでは、様々な相談をすることができます。お住まいによって担当地域が異なりますのでご注意を。

相談できる幅が広く、認知症、介護、福祉、健康、医療などの相談。介護を予防するための相談。高齢者の人権や財産を守るための相談などができます。

介護関連で迷ったり、悩んだ場合には、まず地域包括支援センターに相談すれば、大体のことについて的確なアドバイスをしてくださいます。

詳しくは『高齢者のためのなんでも相談所「地域包括支援センター」とは』をチェック

民生委員

 民生委員とは、非常勤の地方公務員のことをいいます。必要経費以外は、ボランティアで活動しています。

民生委員の役割は、地域の身近な相談役。地域住民の立場から生活や福祉全般に関する相談・援助活動を行なっています。

具体的には、介護や障害、高齢者などの相談に応じて、市役所や様々な介護関連サービスをつなぐパイプ役を務めてくれます。

利用する介護保険サービス事業者の相談

各市町村が提供する介護相談員派遣事業

 各市町村は、介護保険サービスを利用している方に対し、利用者と事業者との橋渡しを行ってくれる介護相談員を派遣しています。

利用する介護保険サービス事業者の職員やサービスの不安や要望、疑問や不安を相談し、派遣を希望すると、市が委託する介護相談員を、その介護保険サービスに派遣します。

介護相談員は、介護保険サービスから得られた情報を市に報告し、改善するように促してくれます。介護相談員は、相応しい人格と熱意を有し、一定水準以上の研修を修了した者が派遣されます。

悪質な被害にあった時の相談

各市町村が提供する高齢者被害110番・高齢消費者見守りホットライン

 悪質な商品・サービスの販売、契約や詐欺など、被害にあった場合に相談する窓口です。高齢者の資産や収入は、悪徳事業者の標的です。

様々な手口を持ってして、高齢者から資産や収入を奪おうと考えています。工事や建築、電話、ローン、オンラインサービスや金融など、様々な悪徳事業者が存在します。

こうした高齢者被害を防止するために、各市町村は、高齢者被害110番・高齢消費者見守りホットラインを運営しています。

詳しくは『道に迷ったときに案内してくれる!高齢者と家族のシルバー110番とは』をチェック

健康・医療の相談

各市町村の保健所

 療養中の相談は医療ソーシャルワーカーですが、療養前の相談は保健所になります。保健所では、高齢者の健康、医療に関する相談を受けつけています。

具体的には、医療についてどこに相談したらよいか分からないときや、圏内にある病院を知りたいとき、医師の説明がわからない時に相談します。

病院で働く職員の対応やサービスに不満がある場合などにも相談することができます。

療養中の相談

医療ソーシャルワーカー

 入院や受診している方は、その病院にいる医療ソーシャルワーカーに相談するのも一つの手です。医療ソーシャルワーカーは、療養中の心配や社会との関わりに対する不安。

退院後の生活。社会復帰する際の不安。受診や診療の援助、医療費や生活費の問題、療養中の地域との関わりなど、療養中に発生する様々な相談に応じてくれる窓口です。

入院中に要介護状態になる、またはなった場合などの相談にも応じてくれます。療養中、療養に関係する様々な相談窓口だと認識していれば、困った時に助かります。

詳しくは『高齢者の退院後の不安を解決してくれる医療ソーシャルワーカーの役割』をチェック

仕事やボランティアに関する相談

各市町村のシルバー人材センター

 60歳以上の方だけが働くことのできる、地域社会の活性化と高齢者の生きがいづくりに貢献する組織です。

会員制のサービスで、高齢者でも簡単にできるお仕事や、短期のお仕事を紹介してもらうことができます。

雇用形態によるお仕事ではなく、請負や委任によるお仕事になるので、お仕事の感性に対して報酬をもらう形になります。

詳しくは『定年 引退後 高齢者 知識 経験 能力を活かす『シルバー人材センター』』をチェック

各市町村のボランティアセンター

 各市町村には、ボランティア活動を希望する方、ボランティアを必要とする方を取りまとめる、ボランティアセンターがあります。

自分ができる範囲で、誰もが社会貢献することのできる場なので、相談すればさまざまなボランティアの活動をご紹介してくれます。

ボランティアを提供する側に参加するだけでなく、認知症予防や介護予防に関する教室など、高齢者向けのボランティアサービスを受けることもできますので、どちらの立場でも重宝します。

お金や権利に関する相談

各市町村の社会福祉協議会(社協)

 社会福祉協議会(社協)とは、民間の社会福祉活動を推進し、地域の人びとが、住み慣れたまちで安心して生活することのできる「福祉のまちづくり」の実現を目指す組織です。

「福祉のまちづくり」の実現を目指していますので、高齢者や障害者の在宅生活を支援する様々な活動を行なっています。

そのため、福祉サービスを利用するための手続き、高齢者や障害者が住まう家のリフォームや福祉用具などに関する貸付などの相談をすることが可能です。

気軽に相談できる掲示板

安心介護

 認知症、在宅介護、施設介護、介護保険制度、食事や栄養補給、高齢者の病気や薬、介護リフォームなどについて、400以上のテーマに分類された掲示板を活用することのできるサービスです。

掲示板では、介護に関するさまざまな相談に対し、専門家が文章で答えてくれる形式になったいます。

自分の知りたいことを閲覧したり、ない場合には自ら質問することも可能。

安心介護ウェブサイト→https://ansinkaigo.jp/

場所や営業曜日、特徴を確認してから相談に

 相談する場所や営業日、特徴をあらかじめ確認してから、相談しましょう。同じ相談窓口でも、各市町村によって営業時間が異なります。

お住いの地域によって、担当区域がきっちり分けられているところもありますし、受け付けてくれる相談内容が限定されている相談窓口もあります。

親の介護の前に必須! 実家 親の持ち家の価値を知っておこう

親の介護の期間が長くなればなるほど重くのしかかってくるのが費用の問題。

最初は親孝行の意を込めて快く費用を負担できても、長生きすればどんどん金額が積み上がっていくのが現実。

自分たちの生活もあるので、親の介護費用を援助し続けるには限界があります。

そのため、親の介護費用は基本的にまず親の財産を使っていくことが、お互いのため。

だからこそ、すぐに売る売らないは別にして、
あなたの実家・親の持ち家の価値を知っておく(一度、査定をしておく)ことで、介護費用にあてられる金銭の目処が立ちます。

実家終いノート編集部
家を売らなくても、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、家の金銭的価値を把握しておけば選択肢が増えますよ。

相続した実家が空き家⇛ 築40年超えの古家でも高く売る方法

親の介護費用が払えない!? 親が認知症になってからでは遅い

築47年の一戸建てを相続したが住まない長男が実家を売却【母親が介護施設に入所】

  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

-親の年金と介護費用とお金の悩み