高齢者にオススメの大手引越業8社まるごとおまかせ16プラン比較

高齢者のお引越、どうしようかお悩みではないでしょうか。建て替え、施設や高齢者住宅への転居など、体調や要介護状態の変化にも関連して、さまざまな理由で引越しの必要性が出てきます。

若かったとしても、引っ越しはとても負担が大きく疲れること。高齢者であればなおのこと疲れますし、事故の不安もあります。しかも、介護保険や年金などの問題から若い人よりも手続きすることも多いのです。それを考えると、引越代をケチらない方が色々な意味でお得です。

今回は高齢者にオススメの大手引越業8社まるごとお任せプランを16種類ご紹介します。

大手引越業8社まるごとお任せ16プラン比較表

おまかせプランとは

　各引越業社が提供する「おまかせプラン」とは、荷造りから荷ほどきまで、引越しに必要な作業のほぼ全てを引越し社にお願いすることのできるプランをいいます。

通常の引越しの場合、荷造りと荷ほどきのほとんどを自分で行わなければなりません。大きな家具のだけ引越業社が行ってくれるかたちになります。荷造りや荷ほどきの時間が作れる方、荷物が少ない方、極力費用を抑えたい方、他人に自分のものを触られたくない方にオススメのプランとなります。

「おまかせプラン」の場合、ほぼ全ての作業を引越業社にしてもらえるので、価格も通常のおおよそ1.5倍から2倍くらい。しかし、忙しい方や体の不自由な方にはとても助かるサービスです。

大手引越業社は研修がしっかりしている

　より安全に、より確実に、より早く引越作業をするにはさまざまな技術が必要です。おにぎりやお寿司と似ているのではないでしょうか。引越は誰にでもできるような作業ではありますが、誰にでも上手にできるわけではないのです。建物や物を安全に確実に素早く引越するには鍛錬と経験が必要不可欠なのです。

その点大きな会社であれば、大きな研修費を使ってしっかり知識や技術の訓練を行ってくれています。特に、「おまかせプラン」は荷造りから荷ほどきまでお願いするプランになりますので、大きな会社の方が安心です。

　ただし、入学・就職・転勤などの多い3〜4月、夏休み、冬休み、年末などの繁忙期の引越しは避けるべきです。特に3〜4月の引越しは、料金が2倍くらいになっているにもかかわらず、引越し作業の質は大きく落ちている可能性があります。

需要が増え料金も上昇。人材不足になります。特に、3〜4月の引越し依頼の数は恐ろしいほどに急増。人材派遣に頼らざるを得なくなります。依頼を断るのは簡単。ですが断れば、皆さんの入学・就職・転勤がうまくいかず、たくさんの企業や学校が困ってしまいます。

訓練していない引越しスタッフが増えるだけではありません。訓練した引越しのプロであっても、繁忙期の疲れはひどいものです。人間ですから、疲れがたまればミスが増加。料金は2倍くらいに高くなりますが、価格に反して引越し作業の質が落ちてしまうこと仕方がないのです。

「おまかせプラン」選びに最も重要なポイントは3つ

見積価格とシニア割引

　「おまかせプラン」は、サービスの内容からもともと通常の引越しに比べて料金は高めです。そのため、当然に見積価格は気になるところです。

各社それぞれ見積もり査定額は大きく異なりますので、できる限りたくさんの引越し業社に見積もり依頼をしましょう。一括して見積もりできるウェブサイトなどを活用して、できる限り出費を少なく抑えたいものです。

　見積価格に大きく関係するシニア割引。シニア割引を行なっている引越業者はそれほど多くはありません。しかし、20%〜30%も安くなるところがありますので、そういった会社への見積もり依頼は外すべきではありません。

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シニア向けサービス

　シニア向けのサービスを提供している引越業者は比較的多くあります。これからはもっともっと増加していく可能性があります。引越しにシニア向けサービスが必要な理由は、引越後の高齢者の暮らしにあります。

長く生きていると物は増えていきます。高齢者になると、判断能力も衰えてきますし、新しいものに対する理解も浅い可能性もあります。必要なものと不必要なものの選別が、若い時よりできなくなっているのです。

新しい家具を購入しても、自分では設置できなかったり、組み立てられない場合も考えられます。レイアウトは、動線を確保するなどの住環境的視点も必要になります。もちろん、引越後に行わなければならない高齢者特有の手続きもあります。

シニア向けのサービスの多くは、引越後の暮らしや手続きなどをサポートする内容がほとんどです。こういった高齢者向けのアフターサービスも提供している引越業者も、選択肢として外したくない会社になります。

見積もりに大きく関係する「掃除」「荷造り」「荷ほどき」

　「おまかせプラン」にも、引越業者によってはいくつかの種類が用意されています。大きく分けると３つの種類に分類できます。

高齢者にとってはとても嬉しい、掃除のサービスまで付属された「プレミアムなプラン」。荷造りから荷ほどきまでをお任せできる通常の「おまかせプラン」。おまかせプランより安く利用できる、荷造りまたは荷ほどきのどちらか「半分楽できるプラン」の3種です。

懐と相談しつつ、プランを選択できる引越業者への見積もりも欠かすことはできません。また、3種類のプランはあえて用意せず、カレーライスのトッピングのようにオプションサービスで「プレミアムなプラン」、通常の「おまかせプラン」、「半分楽できるプラン」を作ることのできるヤマトホームコンビニエンスのサービスも見逃せません。

3つの種類によって価格が大きく異なりますから、「おまかせプラン」を選ぶ際にはとても重要な部分となります。

あったら嬉しい３つのサービス

後片付け・10分間サービス

　「後片付け」「10分間サービス」を行なってくれる引越業者は、多いようで少ないみたいです。このサービスがあるかないかで、高齢者の引越後間も無くの生活が大きく変わってしまうのではないでしょうか。

引越作業後の後片付けは意外に大変です。また、引越し作業中にはここでいいかなと思っていた家具の配置も、全体の配置が終わった後で見ると「なんか違う。あぁ、でも引越業者さんもう帰っちゃったし。」といった、後から配置変換をお願いしとけばよかったと後悔することもあるはずです。

また、引越作業中に届くようにお願いしていた新しい家具がちょっと遅れて届いた時、例えばお願いしていた照明器具が届いたら、「10分間サービス」の時に開けてすぐに取り付けてくれます。たった10分。されど10分。とても助かるサービスです。

梱包資材の回収

　多くの引越し業者が無料で行ってくれるようですが、中には有料な場合や、繁忙期にはお願いできない場合もある「梱包資材の回収」サービスです。引越しが終わった後、梱包資材は不必要です。引越し中に開けなかったものも、後々に時間あるとき箱から出すときがきます。

そうした時に、後からまとめて「梱包資材の回収」をお願いできるのです。自分で捨てに行かなくて済みますし、高齢者には特に助かるサービスです。ただし、基本的には1回しか利用できませんので注意しましょう。

不用品の処分または買取

　引越し後に最も面倒な作業の１つではないでしょうか。「不用品の処分」に関してです。高齢者の場合、面倒などころか自分ではできない可能性もあります。お住まいの地区の区役所や市役所、清掃局にお願いする手続きも面倒です。

可能な限りであっても、引越し業者さんにある程度「不用品の処分」をお願いできるのであればとても助かるのです。中には、「不用品の買取」サービスも行っている引越し業者さんもあります。当然、全て買い取ってくれるわけではないでしょうが、ゴミにするはずのものが小銭になるのは嬉しい想定外です。

あったら使うかもしれない「ごあいさつ品」「ごあいさつ状」サービス

　引越といえば、元いた場所と新居の近所に住まう方へのご挨拶です。引っ越しはよくするものだはありませんから、比較的悩む方多いのではないでしょうか。あいさつをすべきかどうか。いつ行けば良いかだとか、何を購入すれば良いかとか、いくらくらいの品が良いかとかそんなことを悩みます。

引越業者の中には、「ごあいさつ品」「ごあいさつ状」を販売している会社もあります。とても助かるサービスですので、あるなら使ってもいいのではないでしょうか。高齢者の場合特に、引越後に「ごあいさつ品」を購入しに行くのも大変です。

配送業者である、ヤマト運輸と佐川運輸だけが「ごあいさつ状」の販売をしているところも面白いところです。