公的な介護保険と民間の介護保険の違い

明治安田生命ベストスタイル新介護保障特約のデメリット メリット評価と保険金が支払われない場合の例

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明治安田生命 ベストスタイル 新・介護保障特約しくみ

加入年齢

16歳~80歳

保険期間

10年。最長90歳まで更新可能。

給付要件

公的介護保険制度において要介護2以上の状態に該当すると認定されたとき、または、所定の状態になったとき。
所定の状態とは、以下のいずれかのことをいいます。

*歩行障害による要介護状態に該当し、その状態が継続して180日あり、かつ回復の見込みがないこと
*認知症による要介護状態に該当し、その状態が継続して180日あること。

保険料例

この特約は、単品で加入できず、他の特約(定期保険特約や医療特約など)も組み合わせて加入する必要があるため、単品での保険料算出ができませんでした。

 

メリット

公的介護保険制度の要介護認定を受けなくても保険金が受け取れる場合があります

40歳未満で介護状態になった場合、公的介護保険制度に加入していないため、要介護認定を受けることができませんが、会社所定の給付要件がこの保険にはあるため、40歳未満の人でも安心して備えることができます。

健康サポート・キャッシュバック特約をつけることができます

この特約をつけると、毎年健康診断結果を保険会社に提出し、一定基準以上の結果であれば払った保険料の一部がキャッシュバックされます。健康診断を受けるだけでなく、自身の健康増進の一つとして活用できます。

シンプルな保障内容で、死亡保障がついていません

介護保障を販売しているほかの会社では、一つの保険に給付金がいくつもある、という商品もあり、給付内容がわかりにくいこともあります。(例:要介護〇以上では〇〇給付金、要介護△だと△給付金・・・)

しかし、この介護保障特約は、所定の介護状態に該当すれば一時金が支払われるという、わかりやすいものになっています。

また、死亡保険金もないため、死亡保障はすでに備えている場合や、死亡保障よりも生きている間の保障を重視したい人に向いています。

 

デメリット

認知症での給付要件がありません

認知症と診断確定されたらすぐに保険金が支払われる商品が他社にはありますが、この保険では認知症による要介護状態でないと保険金が支払われません。

認知症に備えたい方には認知症保険や認知症に該当した段階で保険金を受け取れる商品を検討するのが良いでしょう。

健康サポート・キャッシュバックを受けるには、毎年、健康診断書を提出しないといけません

健康増進のサポートにはなりますが、そのぶん手間も発生します。

また、キャッシュバックされるのも毎月の保険料のひと月分というわけではなく、所定の特約の保険料の合計額が基準になります。

さらに、健康状態のランクも三段階に分かれていて、項目の達成状況でキャッシュバック金額が変動します。

また、キャッシュバックは自動積立されるので、契約者から請求しないとキャッシュバックを受け取れないことになっています。キャッシュバックを謳うわりには、契約者に手間をかけてしまう仕組みになっているようです。

単品加入ができません

主契約に特約を組み合わせて加入するタイプから、必要な保障を組み合わせて加入する、というタイプに変わったように感じられますが、複数の特約を組み合わせないと加入できないため、介護保障のみを持つことができない仕組みになっています。

他の特約も魅力的だと思えばセットで加入するとよいですが、介護保障だけ持ちたい方には、この特約は不向きです。

 

保険金が支払われない場合

会社所定の要介護状態として「歩行障害による要介護状態」という要件があります。

要介護状態には衣服の着脱や食事、入浴など日常生活におけるいくつかの項目があり、ほかの会社の要介護状態の判定においても歩行、入浴、食事、排せつ、衣服の着脱といった項目が設定されていると場合が多いです。

しかし、この特約では歩行障害が認定のポイントになるため、公的介護保険制度の要介護認定が受けられない人(40歳未満の若年層)は、たとえば交通事故で足に障害を負った方くらいしか保険金支払いの対象にならないのではないか、と推測されます。

 

参考:明治安田生命保険相互会社
https://www.meijiyasuda.co.jp/
参考:明治安田生命保険相互会社「ベストスタイル 新・介護保障特約」
https://www.meijiyasuda.co.jp/find/rider/21.html
参考:明治安田生命保険相互会社「ベストスタイル 健康サポート・キャッシュバック特約」
https://www.meijiyasuda.co.jp/find/rider/50.html

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実家終いノート編集部
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