老親の生活支援やひとり暮らし介護

熱中症予防!拒否する高齢者でも無理なく水分補給できる4つの方法

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高齢になると喉の渇きを感じにくくなったり、暑さや寒さの感覚がなくなったり、さまざまな機能が衰えてしまいます。体に水分が足りていないのに、喉が渇いていると気がついていない状態です。喉の渇きを感じないので、水分をとろうとしないのです。

周りが水分補給を進めても、「喉は渇いていない。」と拒否される場合も少なくありません。強く言えば言うほど頑なに拒否するようになります。そこで、高齢者でも飲んでもらいやすい水分をさりげなくお出しする方法をお勧めします。今回は拒否する高齢者でも無理なく水分補給できる方法をご紹介します。

果物

果物はさまざまな種類があります。果物全般が嫌いだという高齢者にはお勧めできませんが、一つくらいは好きな果物があるはずです。水分を飲むように進めるのでなく、親御さんの好きな果物を剥いて「食べる?」などと何気なく進める方法です。

果物には、たくさんのミネラルやビタミン、食物繊維などが含まれてます。もちろん水分もたっぷり。果物なら、美味しく食べていただけますし、水分だけでなくたくさんの栄養素まで補給してもらえます。ミネラルやビタミンは、熱中症予防にも効果があります。

ミネラルやビタミンの多い果物は、バナナ、キウイ、スイカ、メロン、桃、オレンジ、グレープフルーツなどがあります。これらの果物はこの時期、店頭の主役と言っても良いほどの果物。購入にも困りません。

果物

 服用中の薬がある親御さんの場合は、薬との兼ね合いで禁止されている果物がある場合は注意してください。

ゼリー・プリン・ヨーグルト

 

果物に負けず劣らず、多くの水分量を含む食べ物がゼリー・プリン・ヨーグルトです。全て嫌いという方はほとんどいないのではないでしょうか。とても美味しく、デザート的立ち位置にある食べ物で、たくさんの人に愛されています。水分を進めるより、「プリンあるけど食べる?」って聞いた方が簡単に水分補給してもらえます。

糖分が気になる場合、果物をトッピングした水ゼリーを作っても良いかと思います。彩りが綺麗で夏にぴったり。しかも美味しく、栄養満点。おすすめです。

ゼリー・プリン・ヨーグルト

果物をトッピングした水ゼリーは、水とゼラチン(または寒天)と果物だけあれば簡単に作ることができます。また、インターネットを検索すればさまざまなレシピが公開されているので、それらを参考にしましょう。

夏野菜

夏野菜の多くは、水分量が豊富です。トマト、きゅうり、なすなどが夏野菜ですが、3つとも90%以上が水分。毎食時、夏野菜を多めにお出しすることで、ついでに水分摂取までしてもらうのです。

硬いものが苦手、食事時以外にも提供したい場合には、一手間かけるだけで安心・安全・美味しくいただけます。トマト、きゅうり、なすなどの夏野菜をミキサーにかけ、汁ごとゼラチンで固め、ゼリーにしてしまうのです。

野菜

これなら、見た目も綺麗で美味しそうに仕上がります。歯の悪い方でも、飲み込みが苦手な方でも、食事時以外でも召し上がることができます。

味噌汁・お吸い物

 

高齢者は塩分が大好きです。漬物が嫌いな高齢者は、あまり聞いたことがありません。特に、醤油や味噌が大好き。そこで、水分を進めるのではなく、味噌汁やお吸い物をお出しするのです。熱中症予防には、水分だけでなく塩分も必要ですから一石二鳥。

旬の野菜には旬の効能がありますので、味噌汁やお吸い物には、夏野菜も入れましょう。オクラ、いんげん、とうがん、なす、モロヘイヤなどが夏野菜で、比較的味噌汁とも相性の良い野菜です。

味噌汁

厚生労働省の「食事摂取基準」2015年4月改定によると、食塩摂取基準は男性で8g未満、女性で7g未満(高血圧でない方)です。味噌汁一杯の塩分量はおおよそ1gですし、味噌汁は血圧を下げる効果も期待できるので心配ありません。

いかがでしたか?今回は今回は拒否する高齢者でも無理なく水分補給できる方法をご紹介しました。これなら、水分補給を拒否する親御さんにも無理なく水分補給してもらえるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてくださいね。

空き家になった実家を放っておくと…

老親の介護施設入りで空き家になった実家や、相続しても住まない実家は、ついついそのままに放っておいてしまいがちですよね。

家は住んでいてこそ保たれるので、住んでいない家というのは傷みが進むのが早いです。

また、固定資産税を払い続けるだけでなく、家の傷みが進むことで維持管理の費用がかさむという金銭的な痛手も大きくなります。

もちろん、親の思い出、自分が実家に住んでいた時の思い出などあるでしょう。

でも、その思い出は心に残すものです。朽ちていく家の行く末を自分の子供世代に負わせるわけにも行きませんよね。

もし売却を検討する場合、自分たちの生活もあるので何度も実家近くの不動産屋に足を運ぶのが難しいこともあるでしょう。

そうであれば、家の近くの不動産屋だけでなく、不動産一括査定や買取再販業者も合わせて利用してみることをおすすめします。

物屋敷 整太
家は売るだけでなく、担保にして金融機関からお金を借りることも可能ですし、いずれにしても家の金銭的価値を把握しておくことは大切ですね。

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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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