入院中、買い足す必要のあるもの、何かご存知ですか。切れてしまうととても困るものです。今回は、家族がマメに買い物にて補充していないと入院中の親御さんが困ってしまうものを紹介します。
ティッシュ
入院中、一番困るのはティッシュが切れてしまった時。ティッシュは、基本的に病院側が用意してくれるものではありません。そのため、家族が定期的に補充する必要があります。
ティッシュの量ですが、家での消費量は参考にできません。理由は2つあります。1つは、入院するとすぐ、身体能力が大きく低下するからです。若くても著しく低下しますから、70歳以上の親御さんでしたらなおのことです。
入院した理由が、脳や心臓を原因とする病であった場合、体に障害が残る可能性も高いです。このような状態ですから、食事をこぼしやすいですし、飲み物はすぐに倒してしまいますし、ティッシュは大活躍です。
2つめの理由は手術です。たいていの手術で麻酔を利用。人によって差がありますが、この麻酔、術後かなりのタンに悩まされます。喫煙歴のある方や70歳以上の高齢者は、特にタンの量が多くなる傾向にあるようです。私の個人的な経験上、術後のタンは出しても出しても出てくる感じ。ティッシュ一箱があっという間です。
タンの量は個人差が大きく、麻酔の種類にもよるとのこと。このタンが厄介で、しっかり出しておかないと肺炎を引き起こします。
このように、入院中は、家での生活以上にティッシュを消費します。5箱セットを持って入院することをお勧めします。
もしティッシュが切れてしまった場合、最悪病院側が立て替えてくれるところもあると思います。しかし、基本的にはそのようなサービスはしていません。この場合、看護師さんと一緒に売店に行ってもらえるようお願いしなければならなくなります。
しっかりした病院であればあるほど、看護師さんにお金だけ渡して売店で買ってきてもらうという対応ができないからです。しっかりティッシュの量を管理しておく必要があるでしょう。
飲料水
ほとんどの病院に、1つのベットに1つの冷蔵庫が用意されています。縦横50センチメートルくらいの小さな冷蔵庫です。小さな冷蔵庫ですが、ペットボトル500mlならおおよそ7本くらい入れることができます。
基本、朝・昼・夕の食事時以外、病院側から飲み物は用意されません。手術後はしばらくは点滴から水分を補給しているので、寝てばかりいますし、水分を取ることができません。
手術後、容態が安定してくると、だんだん点滴の回数も減って行き、寝ている時間も減ってきます。この頃になるとやっと看護師さんから飲料水を飲んでも良いとの許可が得られるのです。
許可が得られたら、飲料水をマメに補充しましょう。手術後は体が自由に動きませんので、冷蔵庫から飲料水を取るときには看護師さんを呼びます。忙しそうにしている看護師さんを、たかがそのためだけに呼ぶのは忍びないですが仕方ありません。
もし、飲料水がなくなってしまったら辛い思いをします。もしくは、ティッシュの時と同じように、売店への買い物に看護師さんを付き合わせなければなりません。飲料水は念のため、面会に行く都度、冷蔵庫にいっぱい入れておくことをお勧めします。
飲料水とは別に、取手とストロー付きのコップを用意しておくこともお勧めします。こぼさず飲むことができますし、起き上がることのできない状態であっても横になったまま飲むことができます。
テレビカード
親御さんが入院し、多少元気になってきた頃に活躍するのがテレビカード。入院中は、薬のせいや体力のせいもあり、寝ているか検査しているか治療を受けているかで、そこまでは暇を持て余しません。
ですが、元気になってくると寝ている時間が少なくなるので、暇な時間が増加してきます。移動図書館のように、本の貸し出しもしてくれます。しかし、音が聴きたくなることもあるのです。入院中、特に夜が寂しいからでしょうか。
病院内のテレビ視聴は有料です。ティッシュや飲料水に比べ、切れても何ら問題ありません。ですが、心の安定のためにも、できる限り切れないよう補充してあげることをお勧めします。
お値段は1分1円、1,000円のテレビカードから売っています。一緒にイヤホンも販売されていますが、家にあるようなら持っていきましょう。寝ながら見ると思いますので、あまり短いと不便です。長めのイヤホンがいいと思います。
その他小説や浴衣まで買える病院内の売店
病院内にある売店やコンビニには、他では見られない、病院ならではの商品が並んでいます。包帯など処置に利用するもの、浴衣や下着、小説など。漫画本はどこのコンビニにも置いてありますが、病院内のコンビニには小説まで置いてあります。
入院している親御さんの状態にもよりますが、安定してからは暇です。本をよく読まれる方でしたらマメに買ってあげると喜ぶかと思います。電子書籍なら、コンビニに買いに行かなくてもその場で本を買えるので便利です。使える70歳は少ないかもしれませんが、もし使える方でしたらおすすめです。
いかがでしたか。今回は家族がマメに買い物にて補充していないと入院中の親御さんが困ってしまうものをご紹介しました。特にティッシュと飲料水。ぜひ参考にしてみてくださいね。