離れて暮らす老親の生活支援と介護

毎年1回補助金が出る!安く病気を早期発見できる人間ドック・脳ドック

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心配になったら病院で検査してもらえばいいと思っていませんか。それでは手遅れになるかもしれません。人間ドックなら、症状が出て心配になる前に、病気を早期発見することができます。しかも、毎年1回分の補助金が出ます。利用していない方は、毎年10,000円以上をゴミに捨てているのと同じです。今回は人間ドック・脳ドックの補助金制度についてご紹介します。

高齢者になると健診や人間ドックを受ける人が減少する

性・年齢階級別にみた健診や人間ドックを受けた者の割合(20歳以上)

働き盛りの頃はみんな、定期的に健康診断を受けていたはずです。しかし、定年退職をすると、一番定期健診が必要な時期にもかかわらず定期健診を行わなくなります。厚生労働省の調査によると、4割以上もの高齢者が「心配な時はいつでも医療機関を受診できるから」を理由に検診の必要性を感じていないのです。

持病があって定期通院している方であっても、普段から全ての場所を検査しているわけではありません。症状が出始めて、「心配な時」に検査をしてもらい、そこで気がついても、手遅れな場合もあります。病気は、早期発見が一番です。

健康診断と人間ドックの違い

胸と背中

健康診断は検査項目がおおよそ15程度と少なめで、価格は1万円前後です。会社は、従業員に健康診断を受診させることを法的に義務付けておりますので、働いている方でしたらほとんどの方が毎年健康診断を行なっています。

人間ドックは検査項目が50を超えるほどに多く、価格も4万円前後します。中には、検査項目100以上のプランまであります。この場合、価格は6〜10万以上とさらに高額になります。会社では法的義務にされていませんので、自ら希望しない限りほとんどの方が利用しません。

「健康診断を受けていれば大丈夫。」と思われている方も多いでしょうが、それは大きな間違いです。必要最小限の検査しか行わない健康診断では、ほとんどの病気を見つけることができません。不十分だからこそ人間ドックが必要なのです。

ちなみに、人間ドックと脳ドックの違いは、人間ドックが総合的な検査をするのに対し、脳ドックは脳にだけ焦点を当てて検査してくれる点にあります。脳梗塞、脳腫瘍、脳血管、首など、頭部に関する検査を徹底的に行なってくれる検査が脳ドックです。費用は人間ドック同様に4万円以上します。

健康保険対象外の健康診断や人間ドックを格安で利用できる補助金制度

健康保険

国民健康保険・後期高齢者医療保険

国民健康保険・後期高齢者医療保険に加入している方が利用できる健康診断や人間ドックの補助金制度です。申請方法、利用回数、対象年齢、指定医療機関、補助金の金額など、各市町村それぞれ異なります。多くの地域で、年に1回、30歳以上の方が、市町村が指定する特定の医療機関だけで補助金を出してもらえます。

補助金の大きさは市町村でかなり差があり、7,000円〜10,000円前後で利用可能です。4万円以上する人間ドックが1万円くらいで利用できるのでお得です。健康診断の場合、多くの地域で500円くらいで利用可能です。

社会保険(協会けんぽ)

協会けんぽを保険者とする社会保険に加入している方が利用できる人間ドックの補助金制度です。基本的に年1回、35歳以上の方が対象で、おおよそ10,000円の補助金を出してもらうことができます。

社会保険(健康保険組合)

健康保険組合を保険者とする社会保険に加入している方が利用できる人間ドックの補助金制度です。健康保険組合によって大きく異なりますが、基本的に年1回、30歳以上の方が対象で、おおよそ5,000円〜10,000円前後で利用可能です。

生命保険

多くの生命保険会社が、人間ドックを利用した場合に割引サービスを提供しています。各社割引率が異なりますので、親御さんが加入する生命保険に人間ドックの割引サービスがついているかどうか、確認しておきましょう。

いかがでしたか。今回は人間ドック・脳ドックの補助金制度についてご紹介しました。せっかく毎月保険料を支払っているのです。利用できるものはしっかり利用して、病気の早期発見につなげてください。

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実家終いノート編集部
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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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