離れて暮らす老親の生活支援と介護

高齢者の手術に家族も参加しないと後悔!同意書とセカンドオピニオン

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親御さんの治療方針、手術や検査、心配ですよね。治療方針や手術は特にですが、これにより親御さんの今後の人生が決まってしまいます。「終わり良ければすべて良し。」なんてことわざにもあるように、できる限り親御さんが笑顔でいられるようにしたいところです。あとあと後悔しないためにもしっかり家族も治療に参加すべき。今回は、治療方針、手術や検査の都度求められる同意書やセカンドオピニオンに関して説明します。

同意書とは

 

病院に行くと何かと求められる『同意書』。『同意書』では、医師が考える検査、治療、手術に対して、「異議はありません。」との意思を表明するものです。「なんでこんなに何度もなんども書かされるの。」と感じるほど、その都度『同意書』の記入を求められます。

同意書

検査、治療、手術に関して患者とその家族に十分な説明をし、同意を得た上で実行すべきだという考えによるためです。これを「インフォームドコンセント」といいます。わかりづらい横文字なので覚える必要はありません。訴訟の多い病院側としては、説明と同意に対してしっかり行っておきたいのです。

本来、患者である親御さんだけの同意を得られれば良いのですが、家族全体の同意を得て置いたほうがお互いに安心。後から「そんなこと聞いてない。」ってことになりかねないからです。患者側からしても、病院側からしても、揉め事のもとはできる限り断ち切っておくべきです。検査、治療、手術の際の説明に参加するように言われた際は、できる限り協力しましょう。

また、参加できなかった家族にも、後日しっかり説明しておきましょう。特に、入院している親御さんの判断力がすでに低くなっている場合には、家族の同意がなければ病院側も不安。70〜80歳の親御さんが入院した場合の家族の役割は、非常に重要なのです。

同意を求められる際の検査、治療、手術に対する説明内容は、検査、治療、手術をする目的と、期待できる効果。検査、治療、手術をすることによる、麻酔や輸血、合併症などの危険性。検査、治療、手術をした後の注意点などの説明をしてくれます。何かしらの用紙をくれることもありますが、しっかりメモにとっておき、参加できなかった家族に説明できるようにしておきましょう。

同意書とセカンドオピニオンの関係

 

「セカンドオピニオン」とは、主治医ではない他の医師の意見も聞くことによって、他の治療法などを検討することをいいます。他の医師の意見が、第2の意見にあたるので「セカンドオピニオン」と呼ばれますが、この横文字も覚える必要はありません。大事なのは、他の医師の意見も聞くこと。

セカンドオピニオン

「セカンドオピニオン」の流れは、まず治療、手術に関する主治医の説明を、メモを取るなどしてしっかり聞きます(ファーストオピニオン)。この時に『同意書』をもらいますが、「セカンドオピニオン」を考えているのであれば、ここでは『同意書』のサインは必要ありません。他の治療や手術方法を検討するので、それに同意してしまっては矛盾します。

説明を聞いた上で、「セカンドオピニオン」をする目的と、「セカンドオピニオン」先の病院での質問事項をまとめておきます。そして、「セカンドオピニオン」先の病院を決定し、それを主治医に伝え、紹介状を書いてもらいます。あとは「セカンドオピニオン」先の病院を受信し、「セカンドオピニオン」先病院の先生の意見を聞きます。

  • 「セカンドオピニオン」をする目的
  • 「セカンドオピニオン」先の病院での質問事項

「セカンドオピニオン」をする目的は、主に「他にも治療方法がないか」。主治医が説明してくれた「治療法が妥当かどうか」。「今の主治医に不安を感じるので他にどんな医師がいるかどうか」などです。治療方法と手術で、親御さんの残りの人生が決まります。

第1の意見と第2の意見を聞いて、納得できる治療法を提示してくれた病院・医師、信頼できると感じた病院・医師からの治療をお願いするだけです。もちろん、第1の意見と第2の意見を聞いて第3の意見(サードオピニオン)も聞いておこうと思ったら、「セカンドオピニオン」先の医師と主治医にその旨を伝えましょう。「セカンドオピニオン」先の医師は、主治医にその「セカンドオピニオン」の内容をお知らせする義務があるので、主治医はもう知っているはずです。

主治医には、「セカンドオピニオン」を考えていることを伝えづらいと思いますが遠慮はいりません。例えば、家のリフォームをする際には何社かに見積もりをお願いするはずです。高いお金を払うので失敗したくないからです。新しい仕事を探す際何社かの面接を受けるはずです。自分の人生を決める職場です。失敗したくないからです。

病院ではどうでしょうか。自分の親御さんの命に関わることです。リフォームや職場選びより慎重になって当たり前なのではないでしょうか。納得できる治療法を提示してくれる、真摯に向き合ってくれる、信頼できる病院と医師を選びましょう。

同意書の内容

初めて『同意書』を見る方は、少し驚かれるかもしれません。例えば、CTの検査『同意書』など、ただの検査かと思いきや「何万人に1人の割合で死亡する場合があります。」とか「副作用や合併症が起きた時は、それに対する治療を受けることにも同意する。」だとか記載されています。

『同意書』の目的は、真実や統計などまで説明し、検査をすることに「意義はない」との意思表示をもらうことです。同意をもらうために、何万人、何十万人に1人の割合で死亡してしまったケースもあったと正直に説明してくれているのです。命の危険が非常に高いような検査なら、病院だってやりたくありませんし行いません。その点、過剰に驚かないようにしましょう。

病院によっては、「これをすることによってどんな事態が生じても一切異議を申し立てしません。」というようなことまで記載されていることもあります。しかし、これに同意したからといって、医療ミスの疑いがあれば異議申し立てしても問題ありません。あくまでも、検査、治療、手術をすることに「意義がないかどうか」です。

いかがでしたか。今回は、治療方針、手術や検査の都度求められる同意書やセカンドオピニオンに関して説明しました。親御さんの年代での入院では、しっかり意思表示できるかどうかわかりません。笑顔でいられるようにも、家族の協力は不可欠です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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