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意外と知らない!高齢者向けの『割れない鏡』5種類とその特徴・比較

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高齢者や障害を持った方にとっての鏡の存在は、おしゃれをする際にだけ使われるものではありません。車椅子での出入りなどのように、安全面で活用されることがほとんどです。部屋を広く感じさせるなどのように、建築的な使い方もされます。

しかし、ガラス製の鏡は割れやいという欠点があります。一方では安全性を高める鏡ですが、転倒しやすい方にとっての鏡のは、危険度を上昇させる面も持ち合わせているのです。

認知症状によっては、鏡というものを理解できず、鏡に映る自分に殴りかかってしまうなどのようなこともあります。

そこで登場するのが割れない鏡です。割れない鏡であれば、安全と危険、相反する2つを共存させた状態を回避することができます。今回は、高齢者向けの『割れない鏡』5種類とその特徴についてご紹介します。

6つの素材別 鏡の特徴

素材 アルミ フィルム ステンレス プラスチック アクリル ガラス
明るさ(反射率)
耐候性
耐衝撃性
耐汚染性(くもり)
歪み
重さ
使い道 姿見・メイク 屋外 携帯・装飾・レク 玄関

割れない鏡

 アルミ、フィルム、プラスチック、ステンレス、シール、アクリル素材の鏡は全て、一般的なガラス素材でできた鏡と違って割れる心配がないので安心です。

不燃材料認定 丈夫で割れない 高齢者向けの鏡素材最も安全な割れない鏡「アルミ」

 アルミ素材は、防火建築材料として認定されているほど炎に強い素材です。また、屋外で使用しても変形、変色、劣化しにくい(耐候性)素材でもあります。衝撃にも強く、くもりづらく、歪みにくく、錆びにくいといったように、最も安全性の高い素材なのです。

唯一欠点を挙げるとすれば重さです。しかし、一般的なガラス素材の鏡と比較すると半分以下の重さ。プラスチック素材の鏡があまりにも軽いので、上の表では△との評価にしています。

壁、手鏡、姿見、屋外、どこで使っても安心です。もし使い分けるのであれば、壁への設置をオススメします。

姿見やメイクにオススメしたい女性向けの割れない鏡「フィルム」

 最も歪みが少ない鏡素材が「フィルム」です。その特徴から、フィットネス、ダンス、着付けなどのクラブや教室でも採用されます。割れない安全性はもちろんのこと、軽いので、大きめの鏡でも女性の力で運びやすいといったメリットもあります。

そのため、姿見やメイク用の鏡として最もオススメしたい鏡素材が「フィルム」になります。「フィルム」素材の鏡に欠点はありません。

一般的なガラス製鏡並みに反射率が高く、ガラス製鏡を超えるほどに歪まない素材なので、どちらかというと女性向けの鏡素材といえるでしょう。

最も強度の高い割れない鏡「ステンレス」

 物干し竿の素材としても「アルミ」と比較される「ステンレス」製の鏡。物干し竿同様に、鏡という分野でも総合力では「アルミ」に劣ってしまいます。

しかし、耐熱性・耐久性・対磨耗性が高さは「アルミ」以上です。絶対錆びないわけではありませんが、錆びにくい素材でもあります。そのため、最も耐久性が必要な場所で使うことをオススメします。

例えば、車椅子のバックミラーは狭い場所で使われるかと思います。狭いので、車椅子をぶつけてしまうことを想定すると、最も頑丈な「ステンレス」がオススメです。屋外など耐久性が必要な場所への設置にもオススメです。

切れるし軽い 装飾にも使えて携帯用に便利な割れない鏡「プラスチック」

 最も軽い鏡素材が「プラスチック」です。しかも「プラスチック」は、ハサミで切ることもできますし、シールタイプのものあります。以外に感じるかもしれませんが、反射率はなんとガラス製鏡並み。しかし、歪みがちなのでメイクなどの細かいことをする際にはあまり向いていません。

室内できっちりおしゃれしたい場合には「フィルム」を、最も軽い「プラスチック」を携帯用にといった感じに使い分けることができます。ハサミで切って壁やレクリエーションでの装飾品として使ったり、面積の小さな場所など、自分好みのサイズにカスタマイズしたい場合にもオススメです。

また、ぶつかる心配など、高い強度を必要としないのであれば、ドアの入り口などに貼って、車椅子の出入りなどを容易にするといった使い方にもオススメです。シールタイプのものであれば、面積が大きくてもとても安価に手に入れることができます。

カーブミラーなどにも使われる安くて軽い割れない鏡「アクリル」

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 反射率に関してはガラス製の鏡以上に高い「アクリル」製の鏡。「プラスチック」よりは耐候性が高いので、カーブミラーなどにも採用されています。(プラスチック製のカーブミラーもある)特徴を考えると、玄関などへの設置に向いているかと思います。

価格面で問題がないのであれば、もちろん「アルミ」や「ステンレス」などの耐久性の高い素材の方がオススメです。

「アクリル」は金属製素材に比べて、安価で軽いといったメリットがあるので、懐と使い道によって上手に使い分けする方が賢いです。

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  • この記事を書いた人

孝行(たかゆき)

40代男性。有料老人ホーム、訪問介護、グループホームに勤務経験があり介護の現場に詳しい。主任やユニットリーダー兼計画作成担当者も経験。介護事業新規立ち上げ手伝い中。旧サイト名「フィリアル(親孝行)」部分の記事を主に執筆。

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